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中期経営計画
中期経営計画とは、企業が長期ビジョンに基づき戦略を立案・実行する際に、中期で達成すべき経営計画のこと。長期経営戦略を実現するための現実的な施策としての側面が強い。
長期ビジョンで描く「会社のあるべき姿」と「現状」のギャップを埋めるため、中期経営計画には売上目標や利益目標、ROE(自己資本利益率)など、具体的な数値が入った目標が設定されることが多い。中期とは企業により2~3年を意味する場合も、3~5年のこともある。
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中堅社員育成
中堅社員育成は、入社10年程度の実務経験を経た中堅社員を対象に、研修などで育成を行うこと。入社年度が同じ社員に一律に行う場合と、選抜研修や希望者向け研修などで、意欲的な社員を対象に行う場合がある。
中堅社員は、実務レベルの主力世代であると同時に未来の管理職候補でもあり、後輩などの育成にも携わる世代のため、中堅社員育成への投資は、企業にとって費用対効果が高い。中堅社員育成研修を通して、次世代のマネジメント候補を発掘する査定の機会ととらえることもできる。
調整型マネジメント
調整型マネジメントとは、企業内部のさまざまな意見を聞き、調整を進めながら課題を解決するマネジメント手法のこと。高度成長期以降の安定した既存市場において、既存事業をマネジメントするのに適していたとされる。
しかし、リーダーによる即断即決を回避するため、革新的なビジネスモデルや新規事業を立ち上げる必要がある時代には、意見の対立やリスクを回避しすぎて経営判断が曖昧になったり、事業の展開スピードが遅くなったりするという指摘がある。
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提案力・営業力強化
提案力/営業力強化とは、企画提案力を高めて取引先に対する営業力を強化する提案型営業スタイルに必要な取組みである。提案型営業スタイルで重要となるのは、自社とお客様の一対一の関係性だけでなく、それを取り巻く政治経済および社会環境、技術革新などを踏まえ、お客様の置かれた立場を理解して営業をすることである。
提案型営業を行う営業職には、従来の営業手法とは異なるアプローチとなる論理的思考力やプレゼンテーションスキル、マーケティングの基本的な理解などが必要である。
ティール組織
「ティール組織」は旧来の組織の制約を取り払った全く新しい組織の概念であり、組織を静的ではなく生命体の様な動的な視点で捉えている。ティール組織には、意思決定や目的など組織を束ねる要素をメンバー個人もしくは全員で考え・進化させていくことが理想とされている。ルール・制度によって組織運営を極力シンプル・安定化させていく発想とは180度異なる発想で、実際に実践できている企業はほとんど存在していないとされる。
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テクノベート
テクノベートとは、「テクノロジーがもたらすイノベーション」を意味する、グロービスによる造語である。
人工知能(AI)を活用した経営や、ビッグデータ解析によるマーケティングなど、テクノロジーの進化によってビジネスの変革が急速に進む現代のビジネス環境では、ビジネスリーダー自身がテクノロジーの持つ可能性を積極的に学んで理解し、経営に加味したり、スピード感ある経営戦略の立案や組織マネジメントに活かすことが必要とされている。
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