活用事例_eMBA2.0


【流通/サービス】 階層別研修で活用

管理職を目指す全ての社員に対し、マネジメント基礎教育を一斉に行う。

導入の背景/課題

『管理職になるまでにマネジメントに関する知識をかならず習得していること』を人材開発の目標に掲げる。
これまでは、昇進後に経験から学ぶ、という側面が多かったが、グローバル化する事業範囲と、意思決定のスピードがますます求められる中で、原理原則はOff-JTで体系的に効率よく学べないか考えていた。

eMBA2.0の活用法

優秀なプレイヤーとして現場の第一線で活躍している人材が多く、また海外出張の機会や現地法人への駐在も少なくない。
そのため、場所と時間を問わない・自分のペースで学習できるeMBA2.0を学習ツールとして採用。
受講生の学習の負荷を減らすために1年間で2科目まで、3年間をかけて学ぶスキームを構築した。

ポイント1

社員のコミットメントを高める

集合研修や通学型の研修と異なり、eMBA2.0のみの研修は社員の自主性に効果が左右される。人事制度で「管理職には必須」としたことと、科目選択に本人の意思を反映させることで、「やらされ感」の低減に努めている。

ポイント2

ASPによるコストメリットの享受

対象となる社員が百名を超える規模になるため、集合研修や通学研修ではコスト負荷が膨大。ASP型のeMBA2.0にすることで、システム管理・運用コストや受講生の機会コストを大幅に下げる事に成功した。

【食品メーカー】 選抜リーダー研修で活用

選抜研修を効率的に運営するため、eMBA2.0で経営知識を事前インプット。

導入の背景/課題

管理職クラスを対象にした選抜リーダー研修を数年前から導入。
集合研修ではケースや自社の討議を中心にしたいため、その前提となるマネジメント基本知識(フレームワーク)の習得には別の方法を考えていた。
選抜リーダーたるもの基礎知識の学習は自分事としてやってほしい、というメッセージも強調。

eMBA2.0の活用法

当初は書籍での自学自習も検討に上がったが、それでは学習の進捗や振返りが困難であることから、eMBA2.0の導入を検討。
数社の教材を比較したが、マネジメントの分野全体に網羅性があり、また他社に比べてまとまった量の内容が一気に学習できるというポイントを評価いただき、グロービスのeMBAシリーズを導入いただいた。

ポイント1

研修との組み合わせ効果

集合研修の日程までに、該当科目のeMBA2.0を終了させるよう設計。事前準備の負荷はかかるが、多くの人が苦手な会計分野などは、各自がしっかりと理解できるまで時間をかけて学習できるというメリットも大きい。

ポイント2

進捗チェックで丁寧なフォロー

事務局が研修期間中もeMBA2.0の進捗率を確認することで、準備の進み具合を随時チェック。アクセス時間やログインの状態から、遅れがちな受講生にはフォローの連絡を行い、研修に対する意識を途切れさせないよう丁寧なフォローを行った。

【精密機器メーカー】 昇進昇格試験との組み合わせで活用

管理職昇進試験の一環で導入。eMBA2.0終了後にアセスメントテストGMAPを実施。

導入の背景/課題

同社は半導体やメカトロニクスの設計製造分野で国内トップクラスのシェアを持ち、社員も技術系が非常に多い。人材開発に関しては、専門知識や業務スキルを学ぶ機会は多かったが、ことマネジメントに関して体系的に学ぶ機会は少なく、管理職登用試験までに最低限の知識は身につけさせたいという目的で、試験と学習をセットにしたスキームを導入した。

eMBA2.0の活用法

試験対象の2科目(経営戦略・アカウンティング)に絞ってeMBA2.0も開講している。
2カ月間で同時に2科目を受講をする集中受講の方法を採用する。
昇進試験はeMBA2.0受講終了後の翌月に実施するというスケジュールである。

ポイント1

試験を目標にした集中学習

昇進試験という具体的な目標を設定することで2カ月間で2科目というタイトなスケジュールでも、ほとんどの方が最後まで何度も繰り返し学習を行っている。

ポイント2

昇進要件の具体化・共通化

昇進試験の科目内容及び学習方法(eMBA2.0)が明示されたことで、社員にとってマネジメントには何が必要なのか、どのような要件が求められるのか、というメッセージにつながっている。

【金融】 公募型/自己啓発で活用

社員がいつでも学べるポータルサイトを構築。全社的な知識レベルの底上げを図る。

導入の背景/課題

社員が一人一人が自立的に学べる環境を構築するために、人材育成から福利厚生サービス、社内SNSも含んだポータルサイトを立ち上げている。
人材育成面の主要な柱の一つに「マネジメント力強化」のテーマが掲げられており、管理者教育、コーチングなどとともに、経営のフレームワークを学ぶための、マネジメント基礎知識習得プログラムの導入を検討していた。

eMBA2.0の活用法

社内のポータルサイトから学習コーナーに入れば、いつでもeMBA2.0を受講することが可能。
これまでの自己啓発の冊子配布や、研修アナウンスなどに比べて学習機会としての認知度も高くなった。

ポイント1

効率的に自己啓発機会の提供

eMBA2.0を社内システムに搭載することで、いつでも学習できる環境を実現。利便性の向上により、自己啓発の冊子を社内で配布していたときと比較すると利用率は大きく増加した。

ポイント2

昇進要件の具体化・共通化

ポータルでの教育システム導入により、個別の学習履歴の管理や進捗状況の把握など業務の効率化を図ることができた。特にeMBA2.0は進捗状況に合わせた細かなフォローが可能である。