人材育成に使える外部研修とは?内部研修との違いやメリットを解説
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外部研修とは、外部の事業者に委託して研修を実施することです。外部の事業者に自社に合う研修プログラムを設計、運営してもらう、外部の事業者が運営するビジネススクールに通学するなどが該当します。
外部研修は社内にないスキルや技術を学べる、社内での研修に関する負担が軽減できるなどのメリットがあり、多くの企業が実施している研修方法です。
せっかく外部研修を実施するなら、成果を最大化させたいですよね。そのためには外部研修の手法や活用するべきシーンを理解し、自社に合う方法で実施することが大切です。
そこでこの記事では、外部研修の手法や実施するメリット、内部研修との違いなどをまとめて解説していきます。外部研修を実施する前に知っておきたいチェックリストもついているので必見です。
この記事を読むとわかること
- 外部研修とは外部事業者に委託をして研修を行うこと
- 外部研修の主な4つの手法
- 内部研修との違いは?3つの大きな違い
- 外部研修を実施する3つのメリット
- 外部研修を実施する3つのデメリット
- 外部研修が向いているケース
- 外部研修を利用するときに決めておきたいチェックリスト
- 外部研修で失敗しないためには?成功させるための3つのポイント
この記事を最後まで読めば外部研修とはどのような研修なのかしっかりと理解でき、目的に応じて実施を検討できます。自社に合う方法で研修を実施するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
1.外部研修とは外部事業者に委託をして研修を行うこと
外部研修とは、外部の事業者に委託して研修を実施することです。具体的には人材育成サービスを提供している事業者に委託をして、下記のような研修業務を行ってもらいます。
- 自社の課題に応じた人材育成プログラムを設計、運用してもらう
- 外部の研修事業者が提供しているビジネススクールに通う
- 外部の事業者が主催している公開研修に参加する
次の章で詳しく解説しますが、自社で企画、運営をして研修を行う場合、目的や目標の設定やプログラム作成、運営など研修に関する多くの業務を担う必要があります。通常業務がある中研修の準備や実施に注力できず、「研修が進まない」「思ったような成果が出せない」と悩むケースも少なくありません。
外部研修なら人材育成のプロフェッショナルに研修を委託できるため、手間をかけず質の高い研修を実現できます。一般社団法人日本経済団体連合会が実施した「人材育成に関するアンケート調査結果」では、高度専門分野における能力や幅広い知識・教養の取得・開発をするために外部との連携を検討しているという回答が75%を超えています。
参考:一般社団法人日本経済団体連合会「人材育成に関するアンケート調査結果」
この結果からも、人材育成の方法として外部研修を選択しているケースが多いことがわかります。
2.内部研修との違いは?3つの大きな違い
内部研修(内製研修)は、自社内で企画、運営する研修のことです。内部研修は自社で企画、運営ができるため、自社の考え方やビジョンを反映しやすいメリットがあります。自社理解を深める研修や業務内容を覚える研修は、内部研修が向いていると言えるでしょう。
内部研修の代表的な方法には、OJTと企業内研修があります。
内部研修の代表的な方法 | |
---|---|
OJT(On the Job Training) | 職場で上司から業務内容や業務の手順を学ぶ |
企業内研修 | 自社の経営課題に応じて社内で企画・運営する |
OJTは、職場で行う研修のことです。例えば、上司と一緒に実際の業務を行い、業務内容や手順を学ぶことがOJTに該当します。また「3.外部研修の主な4つの手法」で解説した企業内研修は、自社で企画、運営をすれば内部研修になります。
【関連コラム】:OJTとOFF-JTの違いと使い分け
外部研修と内部研修は自社企画運営か委託先の企画運営が大きな違いとなりますが、細かく見ると3つの違いがあります。
項目 | 内部研修 | 外部研修 |
---|---|---|
概要 | 自社内で企画、運営する研修 | 外部ベンダーに委託して実施する研修 |
代表的な研修方法 | ・OJT ・企業内研修(自社で企画・運営) | ・企業内研修/講師派遣型研修(委託先が企画・運営) ・公開研修 |
メリット | ・自社の考えやビジョンを反映できる ・スケジュールやプログラムなどのコントロールができる ・コストを抑えられる | ・人材育成に携わるプロの視点でプログラム設計や研修ができる ・社内での負担が少ない ・社内にないスキルや技術を学べる |
デメリット | ・社内での負担が大きい ・自社に知識やノウハウがないと実施しにくい | ・開催場所やスケジュールのコントロールがしにくい ・自社の考え方に合う研修にならない場合がある ・コストがかかる |
柔軟性 | 自社でコントロールできる | 自社でコントロールしにくい |
知識やノウハウ | 不足しやすい | 目的や課題に応じて対応 |
社内の負担 | 社内負担が大きい | 社内負担が少ない |
内部研修と外部研修の違いを理解するためにも、3つのポイントを確認してみましょう。
2-1.内部研修との違い①自社でコントロールができない
内部研修は社内で企画運営するため、研修内容やスケジュール、講師などを自社でコントロールできます。
- 受講者の業務が忙しいためスケジュール調整をする
- 自社のビジョンや考え方を踏まえてプログラム設計ができる
- 社内、社外を踏まえて適切な講師を検討できる
など、状況に応じた柔軟な対応や検討が可能です。研修開始後もプログラムの見直しやスケジュールの再調整がしやすく、自社の現状を踏まえた判断ができます。
一方で、外部研修は企業内研修を除くとスケジュールやプログラムが決まっているケースが多く、自社でコントロールできません。
例えば、公開研修はプログラムと日程、開催方法が決まっているので、内容を確認して参加の有無を判断する形になります。「できるだけ多くの社員に参加して欲しい」と思っても、スケジュール上参加できないケースも出てくるでしょう。
- スケジュールやプログラムなどを柔軟に変更したい
- 受講者の状況に応じて無理なく進めたい
という場合は、内部研修が向いているでしょう。
2-2.内部研修との違い②ノウハウや知識がある
内部研修は自社のルールや風土、業務内容に関するプログラムに向いています。なぜなら、社内に蓄積されたノウハウや知識があるからです。この領域は外部の講師よりも詳しく理解できているので、内部研修が向いています。一方で、
・経済学やリーダー育成など業務と離れた知識や技術が必要となる研修
・新しい技術や情報に関する研修
・他業種の知見や考え方が必要となる研修
などは、社内ではノウハウが不足しやすいです。一方で外部研修なら、人材育成に特化したスキルのある講師や経済学に長けている講師など、高いスキルをもった講師から正しい知識を学べます。社内で教えることが難しい領域は無理に取り組もうとせず、質の高い研修ができる外部に委託したほうがいいでしょう。
2-3.内部研修との違い③社内の負担が少ない
研修内容にもよりますが、内部研修では主に下記のような業務を社内で行う必要があります。
【内部研修に必要な業務】
- 研修の目的や目標の設定
- 研修のスケジュールの策定
- 研修場所、研修に必要な設備の確保
- 研修に必要な資料の作成
- 講師の選定や研修の実施
- 受講者の管理
※研修手法により必要な業務は異なります
研修のスケジュール確定や場所の確保はもちろん、研修自体の進行や受講者の管理を一貫して行わなければなりません。とくに新しい研修に取り組む場合、内部研修の企画から運営までを行うのは負担が大きいことがわかるでしょう。
外部研修では研修や運営を委託できるため、社内の負担が大幅に削減できます。場合によっては受講者の管理やスケジュール策定なども依頼でき、社内の担当者が携わる業務を最小限にすることが可能です。
このように、内部研修と外部研修では、運用方法が大きく異なります。どちらが正しいわけではなく、研修の目的や自社の課題に応じて使い分けることが大切です。外部研修と内部研修の使い分けについては「8-2.内部研修と外部研修の使い分けをする」で詳しく触れているので参考にしてみてください。
3.外部研修の主な4つの手法
外部研修にはさまざまな手法がありますが、一例として下記のような手法が検討できます。
主な手法 | 概要 | 向いているケース |
---|---|---|
講師派遣/企業内研修(集合研修) | 外部の事業者が自社の育成課題に応じたプログラムを設計し、適切な講師を派遣して運営する (例:リーダー育成課題に対して、社内特有の事情などを考慮した独自のプログラムを設計してもらい外部の事業者が研修を実施する) | ・現状の課題に応じたプログラムを設計したい ・オリジナルの研修を実施したい ・自社の課題が明確でなく、課題を特定するところから検討を行いたい |
公開研修 | 外部の事業者が開催している公開研修に参加する (例:A社が定期開催している「若手社員研修」に参加する(不特定多数の人が参加)) | ・特定の一般的知識・スキルを身につけたい ・最新の動向や情報を身につけたい |
スクール通学 | 教育機関や外部の事業者が運営しているスクールに通う (例:ビジネススクールに通い経営学の知識を身につける) | ・体系的に学べる知識を身につけたい ・他社の人材との意見交換・交流からの刺激を得たい |
eラーニング | 外部の事業者にeラーニング導入、運営を依頼する (例:eラーニングを導入しいつでも学べる環境を整える) | ・空き時間を活用して手軽に学べる環境を構築したい ・勤務場所がバラバラなので、場所にこだわらずに実施したい |
外部研修を検討するときに知っておきたいポイントなので、どのような手法があるのか参考にしてみてください。
3-1.講師派遣/企業内研修(集合研修)
講師派遣/企業内研修は、外部の事業者が課題や目的をヒアリングしたうえで、独自の育成プログラムを設計し運営する手法です。
- 女性リーダー育成を選抜型研修で実施したいが、前例がないのでやり方がわからない
- DX人材、自律型人材などテーマに応じた研修を行いたいが、何から行えばよいかわからない
- 管理職向け研修を実施しているが、長年同じ内容なので現状に合わせた内容に改善したい
など、研修の企画や運用段階に課題を抱えるケースは意外と多いです。講師派遣/企業内研修では研修の企画段階から外部の事業者に委託し、自社の課題の明確化や取り組むべきプログラムの策定などを実施します。
研修自体も外部の事業者が主体となり実施し、選定された講師のもとで学びます。
外部の事業者によっては講師のスキルに基準を設けており、質の高い研修ができる講師のみを選別しているケースもあります。
このように、研修の企画から実施、フィードバックまで一貫して任せられるので、質の高い研修が実現できます。
3-1-1.講師派遣/企業内研修が向いているケース
講師派遣/企業内研修は、自社の課題や風土、考え方を踏まえた研修を実施したい場合に向いています。他の外部研修は柔軟性が低いですが、企業内研修は柔軟性が高く現状に応じたプログラムを策定できます。
ただし、外部の事業者との打ち合わせ時間は確保する必要があります。完全に自社から研修を切り離したい場合には向いていないでしょう。
3-2.公開研修
公開研修とは、外部の事業者が定期的に開催している研修に参加する手法です。スクール通学と比べると短期間(2時間~1日や1か月以内)で行われるものが多いです。公開研修はさまざまなテーマがあり、学びたい内容に応じて検討できます。流行や最新の法律などに沿ったテーマもあり、新しい知識を養うために活用することも可能です。
【公開講座のテーマ一例】
- 資格取得のための研修
- 役職別に求められる個別のスキル研修
- AIを活用するスキルや心構えの研修
3-2-1.公開研修が向いているケース
公開研修はすでに研修テーマが決まっています。多くの会社に該当する一般的なテーマが多いので、個別のテーマについての知識を身につけたい場合や短期間で特定のスキルを習得したい場合に向いています。
また、AIを始め新たな技術や法律に関するテーマも多いので、最新の動向や情報を得て業務に活用したい場合にも向いているでしょう。
3-3スクール通学
スクール通学は、教育機関や外部の事業者が運営しているスクールに通う手法です。その道のプロから知識・スキルを体系的に学べる点が特徴です。公開研修と比べると1カ月超~半年程度の長期間に渡って受講することが多いでしょう。
例えば、管理職やリーダーを目指す場合、通常業務内では経営学やリーダーとしての心構えなど必要なスキルや知識を身につけることが難しいです。そこで、外部のスクールに通学をして必要な知識を一から体系的に習得し、自社の業務に活かします。
ただし、スクールは一定期間通うことが多いので、受講者が時間を捻出する必要があります。通常業務との両立が大きな負担とならないよう
- 平日夜間・休日のプログラムを開催しているスクールを選ぶ
- 周囲のサポートや業務量の調整
といった工夫が欠かせません。
3-3-1.スクール通学が向いているケース
スクール通学は、経営学やリーダーとして必要な知識など、新たな知識を身につけたいときに活用できます。また、スクールのカリキュラムはあらかじめ決まっているため、体系的に学べる知識を習得したい場合にも向いています。外部との交流にもなり、自分のスキルを客観視させることが可能です。
3-4.eラーニング
eラーニングとは、パソコンやスマートフォンを使いインターネット経由で学ぶ手法です。eラーニングを提供している事業者に委託をして、eラーニングシステムを導入、運用してもらいます。
eラーニングにはビジネススキルや人材育成、業務に関する数多くの動画やドリルが用意されています。社員が空き時間や自由時間を使い動画を視聴することで、新たな知識を身につけます。他の研修とは違い時間やスケジュールに縛られることなく、学びの機会を創出できる点が特徴です。
一方で、社員の主体性に委ねられる手法なので、社員が利用しなければ学びの機会になりません。eラーニングの導入や運用は委託できても、社員自らが学ぶ工夫が必要でしょう。
3-4-1.eラーニングが向いているケース
eラーニングはインターネット経由で社員が主体的に学ぶ手法なので、常時学びの機会を提供したい場合に向いています。eラーニング単体では学ぶ社員とそうでない社員の差は出るので、他の研修方法と組み合わせて導入することが多いです。
【関連コラム】:eラーニングを活用する際に注意すべき3つのポイント
4.外部研修を実施する3つのメリット
外部研修には、内部研修にはない次の3つのメリットがあります。
外部研修を実施するべきか判断するときに知っておきたい情報なので、ぜひ参考にしてみてください。
4-1.社内にないスキルや技術を学べる
1つ目は、社内にない新しいスキルや技術を学べるところです。外部研修では、研修の目標に応じたプログラムの提供や講師の派遣を行います。社内の人材では教えられない分野や専門性の高い知識を学べます。
例えば「新規事業を担うリーダーを創出したい」という目的があったとしましょう。
- 新規事業を引っ張るリーダーに必要なスキルがわからない
- リーダー育成をしたことはあるが、過去の状況と異なっており、今必要な知識がわからない
などの悩みが出てくるかと思います。この状態で内部研修を実施しても、リーダー育成の目標を達成することが難しいです。外部研修なら社内にスキルのない項目であっても、知識や技術のある講師や質の高いプログラムを活用し受講者の成長につながる研修が実現できます。上記の例であれば
- 新規事業を担うリーダーに必要な心構えや志を学ぶ
- 新規事業を担うために必要な経営学を学ぶ
などの研修内容が検討でき、社内にはない新たな知識を身につけられます。このように、社内のスキルや技術に頼らず、新しい考え方や知識、技術習得ができる点は外部研修ならではのメリットです。
外部研修利用者の声
- 今までは実施していなかった思考力を強化する研修が実施できた。継続して実施し、社内の共通言語にしたい。
- 他社と関わる形式を採用したことで自社と他社との違い、共通の課題が認識できて良い刺激となった。
4-2.社内の負担を軽減できる
2つ目は、社内の負担を軽減できることです。「2.内部研修との違いは?3つの大きな違い」でも述べたように、内部研修は自社で企画、運営をしなければなりません。
・新たな研修の企画や運営が思うように進まない
・研修のプログラムや資料作成に膨大な時間がかかる
・講師役を行う社員の負担が大きい
などの課題を抱えやすく、なかなか実施できないケースもあります。
外部研修を選択すれば外部の事業者に委託できるため、研修の導入や実施がしやすくなり、社内での負担を減らしながら学びの機会を創出できるようになります。
4-3.指導力が高いため学びの質が向上する
3つ目は、指導力が高く学びの質が向上することです。外部研修は人材育成のプロフェッショナルが担当するので、研修の目的に応じた質の高い研修を受けられます。
指導力がある講師がレクチャーすることで受講者が理解しやすく、必要な知識を効率よく身につけられます。
豊富な経験と知識をもつ外部研修の講師と同じ質の研修を、社内の人材で行うことはなかなか難しいです。質の高い学びにより、効率よく知識や技術を身につけられるのは、外部研修ならではのメリットだと言えます。
外部研修利用者の声
- ケーススタディやテキストなど知識の質が優れており、思考を変える難しい研修内容にも難なく取り組めた。
- サポート力や指導力が高く、受講者が安心して学べる環境があった。講師とのディスカッションにより考え抜く姿勢が生まれたと感じる。
5.外部研修を実施するデメリット
外部研修のメリットが把握できたところで、気になるのはデメリットです。外部研修のデメリットとしては、次の3つが考えられます。
事前にデメリットを知っておくとカバーしながら取り組めるので、ぜひ参考にしてみてください。
5-1.研修にコストがかかる
外部研修は、外部の事業者に委託をするので相対的にコストがかかる点がデメリットです。コストは研修内容や研修期間によって大きく変わるため一概には言えませんが、下記のようにどうしても負担が大きくなります。
外部研修の費用目安 | |
---|---|
講師派遣/企業内研修 | 1日:数十万円~ |
公開研修 | 1人当たり:20,000円~30,000円程度 |
スクール通学 | 1科目:10万円~(別途入学金が必要なケースがある) |
eラーニング | 1人当たり:10,000円程度~ (別途導入費用・カスタマイズ費用がかかるケースがある) |
しかし、研修内容によっては先行投資として取り組むと、費用対効果が高くなる可能性があります。例えば「自社の若手社員のエンゲージメントが低い」という課題を抱えていたとしましょう。このまま放置をすると多くの社員が離職するリスクがあります。人材不足になると採用コストがかかる、自社の即戦力が足りないなどの問題が発生します。
ここでコストをかけて若手社員の上司にあたる管理職の「リーダー行動」を高められる外部研修ができれば、若手社員の業務への姿勢や行動が変容するかもしれません。そうなると若手社員を含む従業員のパフォーマンス向上や、ひいては自社の利益拡大につながります。
このように一時的にはコストがかかるかもしれませんが、将来を見据えるとコスト以上のメリットを創出できる可能性があります。
【関連お役立ち資料】:エンゲージメントの向上に必要な管理職のスキル・マインドとは
5-2.自社に合う研修にならない場合がある
外部研修は自社の風土や考え方、業務内容を熟知していない講師が担当します。とくに公開研修やeラーニング、スクール通学などは、自社特有の思いや考えを研修内容に反映することが難しいです。そのため、自社の考え方や風土に沿った学びを得たい場合は、外部研修が向かない場合があります。
- 自社のビジョンや風土を深く理解する
- 自社の業務内容を理解する
など、社内の人材しか把握していない内容をベースにとした研修は内部研修のほうが向いています。ただし、委託先の事業者によっては課題や目的をヒアリングしたうえで研修プログラムをカスタマイズ可能な場合もあるので、まずは相談してみるといいでしょう。
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5-3.開催場所や時間などのコントロールがしにくい
外部研修は外部の事業者に委託しているので、講師の質や開催場所、時間などの細かな部分のコントロールがしにくいデメリットがあります。
例えば、外部が主催している公開講座の場合は、時間や場所、講師が決まっています。社員の業務スケジュールに応じて、柔軟に設定することができません。参加を希望する社員がいても、業務状況によっては参加が難しくなる可能性があります。
また、外部研修の講師はプロフェッショナルであるものの、事前に人となりを理解できる場がない限りは自社との相性や実際のスキルを把握できません。そのため、長期に渡る研修の場合は実施しながらPDCAを回し、改善していく方法を取ることがあります。
6.外部研修が向いているケース
外部研修が向いているケースとしては、次の3つが挙げられます。
先ほども触れたように、外部研修と内部研修は使い分けることが大切です。どのようなシーンに外部研修を活用するべきか把握しておきましょう。
6-1.自社にノウハウがないことを学びたいとき
自社にノウハウや知識のないことを学びたいときには、外部研修が向いています。一例として、初めてリーダー育成研修を実施するとしましょう。
- どのようなプログラムが最適なのか
- どのような知識を習得するべきか
- どのような講師を招くべきか
などわからない点が多くあるでしょう。暗中模索のまま社内で研修を行っても、思ったような成果が見込めません。研修を成功させるには、研修内容に応じた適切なプログラムと指導力が欠かせません。
- 自社に指導できる人材がいない
- 一定のノウハウや知識が蓄積されていない分野の研修がしたい
という場合は、外部研修を活用すると良いでしょう。
6-2.注力して取り組みたい課題があるとき
管理職研修や次世代リーダー研修など注力して取り組みたい課題やプログラムがある場合は、プロの力を借りたほうが意義のある研修ができます。
人材育成サービスを提供している事業者は、多くの人材育成に携わってきた経験があります。経験を基に独自のプログラムや指導方法を確立しているため、素人が教えるよりも知識として定着しやすいです。
また、座学だけでなくグループワークやディスカッションなども取り入れて、注力して取り組みたい課題を解消できるよう創意工夫しているケースもあります。
- 新人研修
- 次世代リーダー育成研修
- 管理職研修
- 経営幹部研修
など課題になりやすいテーマは多くの事業者が扱っているので、外部研修を検討してみるといいでしょう。
▼グロービスによくご相談いただくテーマ例
6-3.自社の負担を減らしたいとき
外部研修は研修の企画や運用を外部に委託できるので、自社での負担を減らしたい場合に向いています。
「4-2.社内の負担を軽減できる」でも触れましたが、手間のかかる研修の企画や運用を委託することで、スムーズに進められるようになります。忙しくて研修の準備ができないことがなくなり、企業の課題を解消できる基盤を整えられます。
また、企業によっては、複数の研修を実施しているケースもあるでしょう。新人研修やリーダー育成研修、管理職研修など、複数の研修を並行して進めていると、負担が大きいです。そこで、一部の研修を外部研修に切り替えて、無理なく運用することもおすすめです。
【外部研修が向いていないケースは?】
外部研修に向いていないケースは、自社のルールや業務内容、ビジョンなど社内の人しか理解していない領域の研修を行う場合です。社外の講師が理解していない領域の研修は、内部研修のほうが向いています。
他にも、研修にかかるコストを抑えたい場合や、スケジュールやプログラム内容を柔軟に変更したい場合にも外部研修は向いていないでしょう。
7.外部研修を実施するときに決めておきたいチェックリスト
外部研修は漠然とした状態で委託すると、失敗しやすいです。あらかじめ社内で必要事項を明確にしてから、依頼することが大切です。
ここでは、外部研修を実施するときに事前に決めておきたいチェック項目をご紹介します。
項目ごとにチェックリストを用意しているので、漏れがないかチェックしてみてください。
7-1.研修の目的や解決したい課題
まずは、研修の目的や解決したい課題を明確化しましょう。この部分が曖昧だと委託時に説明ができず、理想的なプログラムや講師を選定できません。
研修の目的や課題を見つけるときは、自社の視点で下記の問いに解答してみてください。
研修が必要な理由を明確にするための5つの問い | 問いへの参考例 |
---|---|
自社の外部環境は今後どう変化する? | 競争が激化する中、既存のビジネスモデルを再構築する必要がある |
外部環境が変化したときに自社のありたい姿は? | 業界のリーダーとして「高付加価値化」「業務効率化」をけん引する |
自社のありたい姿を実現するために必要な戦略は? | 既存サービスの見直しまたは付加価値を検討し市場獲得を狙う |
戦略を遂行するための、組織のあるべき姿は? | 既存のルールに縛られずに主体的に行動できるイノベーター型リーダーを早期に育成開始する |
組織がありたい姿になるための課題は? | 現時点でのリーダー層・リーダー候補層の実態がステークホルダーの要望に確実に応えるタイプの「改善型のリーダー」である |
外部環境の変化を予測し、そのためにはどのような戦力、人材が望まれるのか明確にします。望ましい未来のためにはどのような課題を解消するべきか見えてくるはずです。
上記の例では、リーダー層・リーダー候補層のリーダーシップの刷新が課題となり、新しい知識の獲得、リーダー育成が目的となっています。このように、まずはなぜ外部研修を行うのか説明できるようにしておきましょう。
チェックリスト
- 外部研修の目的を伝えられる
- 外部研修で解決したい課題が明確になっている
7-2.研修で習得したい知識や技術
外部研修を行う目的や解決したい課題がわかったところで、研修で習得したい知識や技術を明確にします。外部研修は「リーダー育成研修」「管理職研修」などプログラム名は似通っているものの、実践する内容が異なるケースが多いです。
例えば、同じリーダー育成研修でもA社は座学が中心、B社はディスカッションやグループワークが中心など違いが出てきます。どちらが適しているのか見極めるには、習得したい知識や技術を決めておくことが大切です。
- 座学中心で経営に対する基本的な知識を身につけたい
- リーダーとしての心構えや姿勢を身につけたい
- リーダーに求められる行動を理解して欲しい
など、外部研修を行う目的や解決したい課題をベースに抽出してみましょう。そのうえで取り組むべき外部研修を検討してみてください。
チェックリスト
- 外部研修で習得したい知識や技術が明確になっている
- 外部研修で習得したい知識や技術は外部研修を行う目的・課題解決を踏まえて設定できている
7-3.研修の予算
外部研修はあらかじめ予算を決めて、予算内で研修手法やプログラムを検討するようにしましょう。
参考までに株式会社産労総合研究所が実施した「2022年度教育研修費用の実態調査」によると、2022年度の社員1人あたりの教育研修予算額は43,261円です。これはすべての研修を含めた金額なので、この中の一部を外部研修に当てていることになります。
予算が確保できていないと
外部研修を継続できない
・思ったようなプログラムを組めなくなる
などのトラブルにつながります。せっかく外部研修を開始したのに途中で辞めてしまうと、成果を感じられません。無理なく継続できる予算を決めて、その中で実施できる手法やプログラムを検討してみてください。
チェックリスト
- 外部研修に使用できる予算が明確になっている
- 無理なく継続できる予算を確保できている
7-4.研修の対象者
外部研修は手法にもよりますが、受講者数により費用や研修内容が変わります。
研修の対象者を選定するには、公募や選抜(人事部からの指名、上長からの推薦など)があります。例えば公募の場合、下記のように目的(期待例)やメリットを整理することができます。
(例)公募対象者の選定方法
対象 | 募集方法 | 期待の例 | 特長・メリット |
---|---|---|---|
全社員 | 全社公募 | 広く自己成長の機会を提供したい | ・平等に学習機会を提供できる ・階層/年次/職種など、様々な切り口で学習傾向の違いを分析できる |
福利厚生として(カフェテリアプラン) | 今あるカフェテリアプランを充実させたい | ・既存施策に追加するため募集が容易 ・学習意欲の高い方が集まりやすい | |
特定の社員 | 部門/階層別公募 | 特定の層や対象者に共通認識を醸成したい | ・対象者のニーズに合わせることができる ・特定の層を狙って投資ができる |
選抜公募 | 期待人材を選びチャレンジした人が頑張れる風土を作りたい | 有望な人材に意図して投資できる |
多くの外部研修では受講者数によりコストが変動するため、予算を踏まえて受講者数を絞り込み、目的と研修のゴールに合わせて適切な人選をしましょう。
チェックリスト
- 外部研修の予算に応じて受講者数を設定できている
- 受講者の選定基準が明確になっている
7-5.研修の期間
外部研修を委託する期間も、忘れずに決めておきましょう。公開研修はあらかじめスケジュールが決まっていますが、企業内研修やeラーニングなどの契約は期間が決められていません。
- どれくらいの期間を定めて取り組むのか
- どれくらいの期間なら予算内で取り組めるか
を検討することが大切です。ここで大切なのは、無理に外部研修の期間を短縮化しないことです。例えば、新人研修は3ヶ月~6ヶ月程度が平均だと言われています。これより短い期間にすることで、成果の低下や社員への負担増加を起こしては意味がありません。
研修の目的や課題を念頭に置きながら、どれくらいの期間が妥当なのか検討して取り組んでみてください。
チェックリスト
- 研修の目的や課題を念頭に置きながら妥当な研修期間を設定できている
- 予算内に収まる研修期間になっている
8.外部研修で失敗しないためには?成功させるための3つのポイント
最後に、外部研修で失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
外部研修を成功させるにはどのようなコツを理解しておけばいいのか、参考にしてみてください。
8-1.自社に合う研修内容や手法を選択する
1つ目は、自社に合う研修内容や手法を選択することです。「3.外部研修の主な4つの手法」でも解説したように、外部研修の手法は多岐に渡ります。向いているケースを把握しながら、自社に合う手法を選択することが大切です。
主な手法 | 向いているケース |
---|---|
講師派遣/企業内研修(集合研修) | ・自社の現状の課題に応じたプログラムを設計したい ・オリジナルの研修を実施したい ・自社の課題が明確でなく、課題を特定するところから検討を行いたい |
公開研修 | ・特定領域の一般的な知識を身につけたい ・最新の動向や情報を身につけたい |
スクール通学 | ・体系的に学べる知識を身につけたい ・他社の人材との議論・意見交換から刺激を得たい |
eラーニング | ・空き時間を活用して手軽に学べる環境を構築したい |
できるだけ自由度の高い外部研修をしたい場合は、講師派遣/企業内研修が向いています。講師派遣/企業内研修は外部の事業者によりカスタマイズ性や可能な研修内容が異なるので、どこまで要望に応えられそうか見極めることが大切です。
【カスタマイズの一例】
・オンライン実施の有無
・自社のビジョンや考え方を取り入れたプログラムの作成
・座学以外(グループワークやディスカッションなど)の実施
・外部研修に関するフォロー体制
また、スクール通学やeラーニング、公開研修はプログラムが決まっています。自社の目的や課題に合うプログラムが確認をしたうえで、検討するといいでしょう。このように、自社に合う手法を選択した後に自社の目的や課題に合う事業者を選定してみてください。
【外部研修の委託先を選ぶポイントは?】
外部研修は手法や研修内容によって、委託先ができることが異なります。そのため、委託先を決める前に自社の望む手法や研修内容が実施できるかが重要です。そのうえで
・自社の要望や思いを汲み取ってくれるか(手法によっては限度あり)
・サポートが充実しているか
・研修内容のカスタマイズは可能か(手法によっては限度あり)
・研修会社の社風が自社の考え方に合っているか
などを確認しておくと、より理想的な外部研修ができるようになります。
【関連コラム】:管理職研修を外注/外部委託する前に知っておきたい「5つの選定ポイント」
8-2.内部研修と外部研修の使い分けをする
2つ目は、内部研修と外部研修を使い分けることです、すべてを外部研修で行うのではなく、両者の長所を活かして組み合わせるようにしましょう。
研修方法 | 向いているケース |
---|---|
内部研修 | 業務内容や社内のルールの定着 経営戦略や自社のビジョンなどを深めたい |
外部研修 | 自社にノウハウのない高い知識や技術の習得 注力したい課題やテーマへの取り組み |
例えば、新人研修を行うときに、外部研修で体系的な知識を習得しただけでは日頃の業務スキルが向上しません。OJTなどの内部研修をあわせて行うことで、業務内容や自社の考え方を身につけられます。
また、リーダー育成を行うときには外部研修で経営学やリーダーに必要な素質を学び、内部研修で自社ならではの経営戦略を共有することも可能です。
このように、研修の目的に応じて、内部研修と外部研修を組み合わせながら研修の成果を最大化することを検討してみてください。
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8-3.受講者の学びをサポートする
3つ目は、受講者の学びをサポートすることです。外部研修だからといって、社内の上司や担当者が無関心でいいわけではありません。社内で研修に関するコミュニケーションや会話がないと受講者が孤立奮闘している状況となり、モチベーション低下につながります。
外部の事業者によっては受講者のサポートまでしてくれるケースもありますが、それとは別に企業が一丸となり受講者の学びをサポートする姿勢を見せることが大切です。
例えば、定期的に1on1を実施して「どのような研修をしたのか?」「どのような学びがあったのか?」など共有し、上司が興味や理解を示します。そのうえで、研修を通じて受講者に期待していることを伝えるとやる気や自身につながるでしょう。
外部研修を受けている受講者が一人で頑張るのではなく、周囲がサポートする姿勢をもつことでより研修に取り組みやすくなります。
【関連お役立ち資料】:研修を実践につなげるための上長に期待する役割
9.外部研修はグロービスにお任せください
ここまで外部研修のメリットや向いているケース、具体的な手法などをお伝えしました。「外部研修を検討したいけれど、どこに委託するべきか迷う」「外部研修の成果を最大化できる委託先に依頼したい」など、外部研修をどのように進めるべきか悩んでいる担当者さまも多いのではないでしょうか。
外部研修は、グロービスにお任せください。グロービスは、実践性にこだわった高品質な外部研修を提供しています。年間約341,300名もの企業人材育成のお手伝いをしており、確かな実績があります。
経営基礎的なスキルの獲得から「志」の醸成まで対応可能な幅広いコンテンツが揃っており、企業の課題に応じた研修が可能です。また、下記のようにさまざまな研修手法を用意しているので、実施しやすい手法を選択いただけます。
【グロービスが提供している研修手法の一例】
・課題に応じたプログラム設計ができる「講師派遣/企業内研修」
・質の高い研修をオンラインでリアルタイム実施できる「オンライン研修」
・他社人材と切磋琢磨できる「スクール型研修」
・隙間時間に学習できる「eラーニング」
実際にグロービスが取り組んだ外部研修事例を2つご紹介します。
9-1.【雪印メグミルク株式会社:企業内研修・eラーニング】思考のバイアスに自ら気づき、変化を起こすリーダーの育成
雪印メグミルク株式会社さまは、2015年より人材育成の仕組みを変える取り組みをスタートしました。その中で、汎用的なビジネススキルと広い視野の獲得に向けた育成を十分できていないことが明確な課題として浮き上がってきました。そこで、次世代リーダー育成を目的としたリーダーシップ開発研修のご相談をいただきました。
プログラムにはこだわり、何度もグロービスと相談をしながら進めました。最終日には総合演習として1日ケーススタディを行いたいという要望も取り入れています。研修では、講師のファシリテーションスキル・インストラクションスキルの高さを実感いただけました。
お客様の声:『講師が答えを示したり受講者を直接指摘したりするのではなく、受講者への質問や受講者同士の話し合いにより本人自ら思考のバイアスに気付かせるスタイルは素晴らしかったとのことです。リーダーシップ開発研修を3年間続けてきて、個々人での変化は確実に起きています。』
雪印メグミルク株式会社さまの事例は下記よりご確認いただけますので、参考にしてみてください。
導入事例:雪印メグミルク株式会社さま「思考のバイアスに自ら気づき、変化を起こすリーダーへ」
雪印メグミルクさまにご利用いただいているサービス(インタビュー当時):
・企業内研修
・動画学習サービス GLOBIS 学び放題
9-2.【農林中央金庫さま:企業内研修】受講者の成果・満足度につながる外部研修の実施
農林中央金庫さまでは、管理職になる手前の営業職員に対する育成を見直す必要に迫られていました。あるべき姿に到達するための育成施策を実施するために、グロービスにお声がけいただきました。カスタマイズ性の高い企業内研修が決め手だったそうです。
提案型営業の実践力をつけるためのプログラムを約1年かけて実施する計画を立てました。内容はスキルを習得するセッションとお客様への提案内容を検討するセッションを組み合わせたものです。初回は管理職や管理職手前の営業職15名が受講しました。
受講者の理解度や事務局の要望に応じて、プログラムを柔軟にチューニングしました。情熱をもって受講者と向き合う講師の姿勢もあり、成果として取引事例も生まれたとのことです。
お客様の声:『研修後には「研修が終わってしまうのが残念だ」という感想が挙がるほど、受講者にとって意義のあるものになりました。』
農林中央金庫さまの事例は下記でも紹介していますので、参考にしてみてください。
導入事例:農林中央金庫さま「お客様と価値を共創するソリューション提案型営業ができる組織づくり」
農林中央金庫さまにご利用いただいているサービス(インタビュー当時):
・企業内研修
まずはお気軽にお問い合わせください。
10.まとめ
いかがでしたか?外部研修とはどのような研修か理解でき、活用を検討できたかと思います。最後にこの記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
〇外部研修とは外部の事業者に委託して研修を実施すること。外部研修の主な手法は下記の4つ
- 講師派遣/企業内研修
- 公開研修
- スクール通学
- eラーニング
〇外部研修を実施するメリットは次の3つ
- 社内に蓄積されていないスキルや技術を学べる
- 社内の負担を軽減できる
- 指導力が高いため学びの質が向上する
〇外部研修を実施するデメリットは次の3つ
- 外部に委託するため研修にコストがかかる
- 自社に合う研修にならない可能性がある
- 開催時間や場所のコントロールがしにくい
〇外部研修が向いているケースは次の3つ
- 自社にノウハウがないことを学びたいとき
- 注力して取り組みたい課題があるとき
- 自社の負担を減らしたいとき
〇外部研修を成功させるためのポイントは次の3つ
- 自社に合う研修内容や手法を選択する
- 内部研修と外部研修の使い分けをする
- 受講者の学びをサポートする
グロービスは実践性にこだわった高品質な外部研修を提供しています。外部研修の実施や外部研修のプログラムにお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください
※文中の所属・役職名は原稿作成当時のものです。