チームビルディング研修の目的やプログラム例、成功の秘訣を全解説
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加藤 理美


・最近チームの空気が悪い気がする……チームビルディング研修をしたほうがいいのか迷っている
・チームでコミュニケーションを深めるためのレクリエーションをしても効果がない……チームビルディング研修なら効果が得られるのか気になる
最近耳にする機会が増えた「チームビルディング研修」。積極的に取り組んでいる企業は増えているものの、「どのような研修なのか」「何をすればいいのか」がわからず、立ち止まっている方も多いのではないでしょうか。
チームビルディング研修とは、組織の目標やビジョンを達成することを目的に、「チームの関係性の質」を高める研修です。共通の体験や相互理解ができるワークショップなどを通して、成果を生み出せるチームへの変容を目指します。

チームビルディング研修が成功すればチームの足並みが揃い、同じ目標に向かって個人の力を発揮できるようになります。実際に私たちグロービスが実施したチームビルディング研修の参加者からは、「チームの一体感が増した」「相互理解が深まった」など、チームの関係性向上を実感する声が届いています。
役職や業務内容に応じた研修はしていても、チームの関係性にフォーカスした研修はしていない場合が多いものです。チームの関係性の質を最大化するためには、チームビルディング研修を実施することをおすすめします。
この記事では、チームビルディング研修の概要や目的、具体的なプログラム例など、研修を企画する前に知っておきたい知識をまとめてご紹介します。研修を成功させる4つのポイントやグロービスが実施したチームビルディング研修の事例にも触れていますので、実際にどのようなことをすればよいか、イメージが沸くことと思います。最後までお読みいただければ、チームビルディング研修とはどのような研修なのか理解でき、実践してみようと思えるでしょう。
企業の持続的な成長には、チームの関係性の質最大化が不可欠です。成果の出せるチームにステップアップするために、ぜひ参考にしてください。
1.チームビルディング研修とは「チームの関係性の質」を高める研修のこと

チームビルディング研修 | |
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概要 | 組織の目標やビジョンを達成することを目的に「チームの関係性の質」を高める研修 ※チームの関係性の質とは:メンバー同士で相互理解ができ、信頼関係があり、円滑なコミュニケーションが取れる度合いのこと |
目的 | (1)チームの関係性の質を高める (2)リーダーがチームビルディングスキルを身に付ける |
対象者 | チーム全員やリーダー層など研修により異なる |
ポイント | ・「楽しかった」で終わらないよう、目的を達成できるプログラムを用意する ・一部のメンバーで盛り上がらないよう、全員が参加できる工夫・ルールを用意する |
チームビルディング研修とは、組織の目標やビジョンを達成できるように「チームの関係性の質」を高める研修のことです。
そもそもチームビルディングとは、個人の能力を最大限に引き出し、高いパフォーマンスのチームづくりをするチームマネジメントの手法を指します。チームマネジメントは主にSalas, Sims, & Burke (2005) によって提唱された「チーム態度」「チーム行動」「チーム認知」の3ステップに分かれており、チームビルディング研修ではまずは「チーム態度」を変容させる領域を扱います。
チーム態度とは、相互理解や課題達成力など、チームの目標を達成するために必要な態度(心構えやマインドセット)のことです。チーム態度が変容しない限り、行動や認知(共有理解)は変化しません。
そのため、チームマネジメントに必要な3つの要素の中で、最も重要かつ最初に取り組むべき領域だといえるでしょう。

【具体的な研修例】
- お題に沿ってディスカッションを行い、メンバーの考え方や思いを把握し相互理解を促す
- チームで取り組むゲームを通じて、メンバーの強みや長所を発見する
- キャンプやバーベキューなど非日常な体験を通じて、業務とは異なるメンバーの一面に気づく
- リーダーがチームビルディングをするときに必要なリーダーシップや問題解決力、ファシリテーション力を学ぶ
※詳しくは「3.チームビルディング研修のプログラム例」で解説しています
昨今は個の時代だと言われますが、個人が能力を発揮するには「安心して能力を発揮できる」「成果に貢献したい」と思えるチームづくりが必要です。そこで、チームビルディング研修を通してチームの関係性の質を高め、成果を創出できるチームづくりを目指します。
組織学習の研究者であるダニエル・キム教授が提唱した「組織の成功循環モデル」を見ると、結果を出すための第一歩は関係性の質の向上であることがわかります。つまり、関係の質の向上なくして思考や行動の質は変化せず、組織として結果を生み出せないということです。だからこそ、関係の質向上に寄与する「チームビルディング研修」が注目されています。

2.チームビルディング研修の2つの目的

チームビルディング研修は目的に応じて、
・チームメンバーを対象とした研修
・リーダー層を対象とした研修
に分かれます。
成果につながるチームビルディング研修を実施するために、どのような目的意識を持てばいいのか確認しておきましょう。
2-1.【チームメンバー向け】チームの関係性の質を高める
チームメンバーを対象としたチームビルディング研修は、チームの関係性の質を高める目的で実施します。
例えば、今あなたが所属しているチームを思い浮かべてみてください。チームの目標を達成するために、メンバー一人ひとりが「自分の能力を発揮して貢献したい」「忙しい他のメンバーをサポートしよう」など、チームの一員として積極的に成果に貢献する行動ができているでしょうか。
チームの関係性の質が低い場合、これらの行動が見られないほか、自分の意見が言えなかったり、新しい挑戦がしにくかったりします。それだけでなく、チームの雰囲気が悪いと感じ、優秀な人材が離職してしまうかもしれません。その結果、チームとして成果を創出できず、組織の戦略や目標を達成できなくなる可能性があります。

とはいえ、日常業務ではチームメンバー同士を深く理解し、本質的な距離を縮める機会は少ないでしょう。そこでチームビルディング研修を通じて、日常業務では見えてこないメンバーの良さや強み、考え方を発見し、互いの理解を深めていきます。
【チームビルディング研修で発見できることの例】
- メンバーの得意な業務
- メンバーの考え方や業務に対する思い
- メンバーと自分の似ている点や相違点
- メンバーそれぞれの強みや得意分野
- チームの課題や目標
例えば、チームビルディング研修で互いの考え方や思いを共有できると、各々の思考や行動の背景が理解でき、安心して自分の力を発揮できるようになります。その結果、一人ひとりの能力を最大限に発揮できる「個の爆発」が起き、成果を創出できるチームになるでしょう。
このように、日常業務では縮めにくいメンバー同士の距離を縮め、チームの関係性の質を上げることがチームビルディング研修の大きな目的です。
2-2.【リーダー層向け】チームビルディングスキルを身に付ける
リーダー層向けにチームビルディング研修を実施するときは、リーダー層がチームビルディングスキルを身に付けることが目的です。
チームの風土や考え方、行動は、リーダーを起点に広がっていきます。そのため、リーダーがチームビルディングに必要なスキルを身に付けていないと、チーム内の行動変容は起きません。例えば、リーダーがメンバーに対して挑戦を妨げる発言や叱る発言をしている場合は、チーム内に心理的安全性(組織の中で安心して意見やアイデア、考えを言える環境のこと)は確保されないでしょう。
そこで、リーダー層向けのチームビルディング研修では、以下のようなチームビルディングに必要なスキルを学びます。
【リーダー層向けのチームビルディング研修で学ぶことの一例】
- チームでのコミュニケーションスキル
- 心理的安全性の確保
- 役割認識
- 目標設定、管理スキル
- 部下の育成スキル
このように、チームビルディング研修ではリーダー層がチームビルディングの重要性を理解し、優れたチームづくりを行うスキルを身に付けることも重要です。
※関連コラム:心理的安全性の高い職場に必要な4つの要素と高める4ステップ
3.チームビルディング研修のプログラム例
続いて、具体的なプログラム例をご紹介します。
チームビルディング研修のプログラムは、主に5つに分かれています。1つのプログラムのみを実施することもできますし、複数組み合わせることも可能です。

チームビルディング研修のプログラム例と特徴 | |
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対話形式 | ・チームメンバー同士やリーダー層で議論、対話をして理解を深める研修 ・コミュニケーションを深め、相互理解を促すことができる |
ゲーム形式 | ・ゲームや創作活動を通してチームビルディングを推進する研修 ・普段とは異なるメンバーの一面を発見しやすい |
アウトドア形式 | ・キャンプやウォーキングなど、野外で行う研修 ・業務では見えないメンバーの本質的な部分に気づくことができる |
合宿形式 | ・チームメンバーやリーダー層など、対象者を決めて宿泊形式で行う研修 ・課題に応じて複数の取り組みを行えるため、効率よく学べる |
講座形式 | ・チームビルディングをするうえで必要な知識を習得する研修 ・体系的にスキルを習得でき、課題解決しやすいチームの基盤を築ける |
3-1.対話形式
「対話形式」は、チームメンバー同士やリーダー層で議論、対話をすることで相互理解を深める研修です。
対話形式 | |
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研修例 | ・診断ツール ・ワールドカフェ ・立場の交換 ・コンセンサスゲーム ・ギフト交換 ・フィードフォワード対話 ・ジョブ・ローテーション |
特徴 | ・コミュニケーションを深め相互理解を促せる ・互いの考え方や強みを理解しやすい |
向いているケース | ・チームメンバー同士やリーダー層のコミュニケーションを強化したい場合 ・チームメンバー同士やリーダー層で互いの理解を深めたい場合 |
一例として、以下のような方法で対話機会を作りディスカッションを行います。
対話系のプログラム例 | |
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診断ツール | ・エニアグラムやストレングス・ファインダーなどの診断ツールを使い、診断結果の共有や分析を行う ・メンバー同士の特性を理解することで、適切な役割分担や円滑なコミュニケーションが促進される |
ワールドカフェ | ・カフェのようにリラックスできる雰囲気の中で少人数のグループを作り、「実現したいこと」「これから取り組みたいこと」など、お題を決めて話し合う ・多様な意見を引き出し、共創的なアイデアやビジョンを生み出す機会になる |
立場の交換 | ・チームメンバーがリーダーになる、リーダーがメンバーになるなど立場の交換をしたうえで対話する ・立場による考え方の違いを体験することによって相互理解が深まり、協力関係や共感力が強化される |
フィードフォワード対話 | ・メンバーの将来に向けた改善策や目標達成のために、何をするべきか話し合う ・建設的な対話を通じて、チームの成長を促し、主体的に行動する文化の醸成につながる |
コンセンサスゲーム | ・お題(例:飛行機が砂漠に墜落したため、サバイバル用アイテムを選定しなければならない)に対してチーム内で意見を出し合い、1つの結論を導き出す ・意見の違いを調整しながら合意形成する力が高まり、チームの意思決定プロセスがスムーズになる |
ギフト交換 | ・メンバーに感謝の気持ちを伝えるカードを作り、交換する ・思いを伝え合うことで、チームの結束を強化できる |
ジョブ・ローテーション | ・メンバーの強みや良さを考え、誰をどのポジションに配置にするか議論する ・メンバーの強みや良さを再発見する機会になる |
対話形式の研修は、コミュニケーションを深め相互理解を促せるのが特徴です。ただし、発言量に差が出ると一部のメンバーとのみ相互理解が深まり、関係性の質に偏りが生じてしまいます。全員がバランスよく発言できるよう、工夫して進行することが大切です。
3-2.ゲーム形式
「ゲーム形式」は、簡単なゲームや創作活動を通してチームビルディングを推進する研修です。
ゲーム形式 | |
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研修例 | ・ジェスチャーゲーム ・タワー作りゲーム ・絵画ワークショップ ・カードゲーム ・ボードゲーム |
特徴 | ・普段とは異なるメンバーの一面を発見できる ・挑戦するハードルが低い |
向いているケース | ・手軽にチームビルディングをしたい場合 ・チームでコミュニケーションを取る機会を作りたい場合 |
目的に応じて、以下のようなゲームを実施します。
ゲーム形式のプログラム例 | |
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ジェスチャーゲーム | ・複数のチームに分かれてジェスチャーのみでお題を伝え正解を目指す ・メンバー同士の理解力や非言語的コミュニケーション力が向上し、意思疎通がスムーズになる |
タワー作りゲーム | ・制限時間内に紙コップや丸めた用紙を高く積み上げる ・戦略を考えながら協力することで、チーム内の役割分担や問題解決力が向上する |
絵画ワークショップ | ・お題に沿った絵を描いてメンバーが鑑賞する ・メンバーの考え方や価値観の違いを共有することで、相互理解が深まり、チームの心理的安全性が高まる |
カードゲーム、ボードゲーム | ・チームの課題に応じたカードゲームやボードゲームを実施する ・ルールの理解や戦略的思考を通じて、チームの協力体制や価値観の共有を図ることができる |
これらの取り組みは業務と切り離しやすいため、普段とは異なるメンバーの一面を発見しやすいところが魅力です。チーム一丸となって取り組む内容であれば、結束も高めやすくなるでしょう。
ただし、ゲーム形式の研修は、ただ「楽しかった」「リフレッシュできた」で終わってしまうリスクが高いものです。あらかじめ目的を伝えたうえで実施し、きちんと振り返りを行うことが大切です。また、一部のメンバーのみが盛り上がる、ファシリテーターが参加できないなど、偏った運営にならないように注意しながら進めましょう。
3-3.アウトドア形式
「アウトドア形式」は、キャンプやウォーキングなど、野外で行う研修です。
アウトドア形式 | |
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研修例 | ・キャンプ ・ウォーキング ・ロッククライミング ・宝探しゲーム |
特徴 | ・日常業務とは全く異なる環境に身を置くことで、業務では見えないメンバーの本質的な部分がわかる ・環境を変えることでオフィスでは話せない本音を語れる |
向いているケース | ・野外アクティビティに時間を割ける場合 ・野外アクティビティに負担を感じない社員が多い場合 |
アウトドア形式のプログラム例 | |
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キャンプ | ・メンバーとテント設営や料理、ゲームなどを行い結束を深める ・協力しながら作業を進めることで、チームの一体感や信頼関係が高まる |
ウォーキング | ・1on1を行うようにリーダーとメンバーがウォーキングする、チームメンバー全員で中距離のウォーキングをするなど、様々な方法が検討できる ・移動しながら自然に対話が生まれ、心理的安全性や相互理解が向上する |
ロッククライミング | ・初挑戦するメンバーが多いアクティビティにチャレンジして、普段とは異なる一面を引き出す ・周囲のサポートが必要な場面があるため、助け合う文化が生まれ、結束力が高まる |
宝探しゲーム | ・施設内にある宝をチームで探す ・チームで戦略を立て、協力しながら目標を達成することで、課題解決力と連携の質が向上する |
アウトドア形式の研修では、あえて日常業務とは異なる環境に身を置くことで、業務では見えないメンバーの本質的な部分に気づくことができます。オフィスや会議室では話せないことも、場所や環境を変えるだけで腹を割って話せるでしょう。
3-4.合宿形式
「合宿形式」は、チームメンバーやリーダー層など、対象者を決めて宿泊形式で行う研修です。合宿施設や宿泊施設に集まり、チームビルディングの課題に応じた様々な研修内容を実施します。
合宿形式 | |
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研修例 | ・チームメンバーやリーダー層の課題に応じて、戦略の共有や野外アクティビティなどを組み合わせる |
特徴 | ・課題に応じて複数の取り組みを実施できる ・長い時間を研修対象者とともに過ごすため、新たな一面や魅力に気づく機会になる |
向いているケース | ・事業や組織の課題を一定深いレベルで視界共有したい場合 ・いち早く課題を解決してチームの足並みを揃えたい場合 ・宿泊の時間を創出できる場合 ・宿泊費用を含めた費用投資ができる場合 |
合宿形式の研修は課題に応じて複数の取り組みを行えるため、効率よく学べるところが特徴です。また、長い時間を参加者とともに過ごすため、新たな一面や魅力に気づく機会にもなるでしょう。

インタビュー全文はこちらから:DXカンパニーへの転換を加速させた、役員合宿の取り組みと効用
3-5.講座形式
「講座形式」は、チームビルディングをするうえで必要な知識を習得する研修です。チームメンバーやリーダー層の課題に応じて、体系的な知識の習得を目指します。
講座形式 | |
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研修例 | ・チームメンバー向け(チームの一員としての役割や協力の仕方を学ぶ) - 自社の戦略、チーム目標の理解 - コミュニケーションスキル(アサーティブコミュニケーション) - ネゴシエーションスキル - 問題解決力 ・リーダー層向け(チームを率いるうえで必要な視点を学ぶ) - チームビルディングの基本理念(チームの成長プロセス、心理的安全性など) - マネジメントスキル - リーダーシップ - ファシリテーションスキル - ハラスメントに関する知識 |
特徴 | ・課題を解決するために必要な知識を体系的に学べる |
向いているケース | ・チームビルディングの基本を体系的に学びたい場合 ・コミュニケーション力やリーダーシップなど、特定のスキルに課題がある場合 |
講座形式の研修は、チームビルディングのために必要な知識を体系的に習得し、課題解決しやすいチームの基盤を築けるのが特徴です。学ぶ方法として一般的なのは、講師を招いて行う企業内研修です。実際の業務に即したケーススタディやグループワークを通じて、参加者同士の相互理解や協力関係を深めやすい、というメリットがあります。
また、その他の方法としてeラーニングを活用するのもおすすめです。eラーニングでは「時間や場所の制限なく」「習熟度合いに応じて」「一定の質が担保された内容を」学ぶことができるため、効率的にスキル習得を実現できます。
グロービスの動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」では、グロービスが目標達成のために学習内容を設計・厳選したコースのセット「ラーニングパス(動画のコースを目的別にパッケージ化したもの)」を約100種類ご用意しています。チームビルディングに役立つものも複数あり、ラーニングパスに沿って学べば、自然とテーマ通りの知識を身に付けられます。
以下に一例をご紹介します。




※上記の内容は2025年4月時点。最適な学習内容を提供するため、各ラーニングパスはコースの追加等の刷新を行う場合があります。最新情報はこちらよりご確認ください。
また、リーダー層が押さえておきたいハラスメントについては、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
※関連コラム:ハラスメント研修とは?必要性、内容、実施メリットを解説
4.チームビルディング研修で得られる5つの効果

チームビルディング研修を実施すると、次のような効果が期待できます。

4-1.各メンバーが、チームの目標や自身の役割を再認識できる
チームビルディング研修では企業戦略やチーム目標を共有する機会が生まれるため、「なぜこの目標を掲げているのか」「企業が目指す方向性は何か」を改めて理解できます。日常業務では伝わりにくい背景を知ることで、目標への納得感が高まり、チームの足並みが揃います。
また、研修のアクティビティを通じて自身の強みや役割を認識する機会も得られます。例えば、診断ツールやゲームを活用することで、メンバー同士が相互にフィードバックを行い、自分では意識していなかった能力や貢献の仕方に気づくことができるでしょう。その結果、「チーム内での立ち位置」を明確にし、自身の良さを生かしながらより積極的にチームに貢献できるようになります。
そうすることで、チームが一枚岩になり、同じ目標に向かって邁進する基盤を構築できるのです。
4-2.チームの課題を解決できる
チームビルディング研修では、チームが抱える課題に応じたプログラムを実施できます。例えば、チームのコミュニケーション不足が課題であれば、メンバー間の相互理解を促進し、対話を生み出すためのプログラムを実施できるでしょう。
【チームのコミュニケーション不足に対するアプローチ】
- 対話形式:全員に発言の機会を提供し、意見の交換を通じて相互理解を深める
- ゲーム形式:共同作業を伴うゲームを通じて、メンバー間の関係性を強化する
- アウトドア形式:キャンプなど協力を促す環境を設定し、自然な対話を引き出す
- 講座形式:体系的な学習を通じて、チーム内の適切なコミュニケーション手法を習得する
また、リーダー層のチームビルディングスキルが不足している場合は、リーダー層のみを対象に合宿を実施し、どのようなチームを目指すのか議論する場を設けることも有効です。
このように、チームの現状に即したプログラムを設計・実施することで、組織の課題を克服し、理想とするチームに近づくことができます。
4-3.メンバー同士の関係性を強化できる
チームビルディング研修では、メンバー同士の関係性を強化し、働きやすい環境を実現できます。組織における円滑なコミュニケーションは、業務の生産性や職場の満足度に直結します。しかしながら、「気軽に質問や相談ができない」「情報共有が十分に行われていない」「リーダーに話しかけにくい」 といった課題を抱える組織は少なくありません。こうした状況は心理的安全性の低下を招き、自由な発言やアイデアの創出を阻害する要因となります。
チームビルディング研修を通じてメンバー同士の壁を取り払い、信頼関係を深めることによって、以下のような変化が期待できます。
【チームビルディング研修による関係性強化の効果】
- 困ったときにメンバーに助けを求めやすくなる
- 成果を生み出すためのアイデアを活発に共有できる
- トラブル発生時にチーム全体で柔軟に対応できる
チーム内の関係性が強化されることで、一部のメンバーに負担が偏ることなく、公平で一体感のある働き方が実現できます。
4-4.適切な人材配置をしやすくなる
チームビルディング研修を通して、メンバー一人ひとりの特性や強みを可視化することができます。これにより適材適所の人材配置を行い、個々の能力を最大限に発揮できる環境を整えることが可能です。
例えば研修の中でキャンプを実施した際に、あるメンバーが自然とリーダーシップを発揮したとします。更に、診断ツールや立場の交換といった対話形式の研修を組み合わせることで、そのメンバーがチームを統率する資質を持っていることがより明確になったと仮定しましょう。このようなデータをもとに、次世代リーダーの選定や人材育成の方向性を検討することが可能になります。
また、チーム内においても、メンバー同士が互いの強みを理解することで、「この業務は〇〇さんに任せよう」「このタスクは〇〇さんの得意分野だ」といった適切な業務分担ができるようになります。
結果として、メンバーの特性を生かしながら、業務の効率化とチーム全体の生産性向上を実現することができます。
4-5.チームのパフォーマンスが向上し、成果を出しやすくなる
チームビルディング研修の実施によって、チームのパフォーマンスが向上し、成果を最大化できる組織へと成長することが期待できます。これは「1.チームビルディング研修とは『チームの関係性の質』を高める研修のこと」でも触れたように、チームの関係の質が向上することで、個人の思考力や行動力が強化され、組織として成果を生み出しやすくなるためです。

研修を通してチームメンバー同士の相互理解が深まり、個々の役割認識が明確になることで(関係の質の向上)、「このチームで成果を出したい」「メンバーとして貢献したい」という前向きな意識が醸成されます(個人の思考の質向上)。それにより、「成果を出すにはどのような計画を立てるべきか」「どのように行動すべきか」と考えるようになり、行動変容が起こります(個人の行動の質向上)。行動変容が起こることで個人の能力が最大限発揮され、結果として組織全体の成果が向上するのです。
また、近年ではリーダーの指示を受けて仕事をする「ピラミッド型」ではなく、一人ひとりが個人の力を生かして活躍する「ネットワーク型」のチームの重要性が高まっています。チームビルディング研修はまさにこのネットワーク型の組織文化を醸成し、メンバーが自律的に動き、協力しながら成果を生み出せる環境を構築するための手法として注目されています。
5.チームビルディング研修が向いているケース
チームビルディング研修は、「チームの結束を強化したい」「より高い成果を出せるチームを目指したい」と考えている場合は実施を検討することをおすすめします。
具体的には、以下のような課題を抱えているチームにとって特に有効な解決策となり得ます。
【チームビルディング研修が適しているケース】
- メンバー間のコミュニケーションが不足し、チームの雰囲気が良くない
- チームの目標が明確でなく、どこに向かって取り組むべきか理解できていない
- 成果を出しているメンバーとそうでないメンバーの差が大きい
- チームが発足したばかりで、業務の連携がスムーズにできていない
- メンバー一人ひとりの強みを生かし、最適な役割分担をしたい
- 離職を防ぎ、定着率を向上させたい
- リーダー層のリーダーシップやコミュニケーション力を高めたい
「3.チームビルディング研修のプログラム例」でも紹介したように、チームビルディング研修には多様なアプローチがあり、チームの課題や成長段階に応じてプログラムを検討できます。チームの成長段階に応じたおすすめの研修プログラム例は、このあとの「6-4.チームの成熟状況に応じたプログラムを選定する」で解説します。
6.チームビルディング研修を成功させる4つのポイント
ここでは、実際にチームビルディング研修を企画する際のポイントをご紹介します。研修の成果を最大化するためには、4つのポイントを押さえることが大切です。

6-1.目的を明確にする
チームビルディング研修は「目的の明確化」が成功の鍵を握ります。研修の意図が十分に伝わっていないと、参加者が単なるレクリエーションだと捉えて「楽しかった」「印象に残った」という感想しか持たず、本来期待される学びや行動変容につながらない可能性があります。更に、目的が伝わっていないことで「なぜゲームをする必要があるのか」「業務にどう役立つのか」と疑問を抱かれ、参加意欲の低下を招くことも考えられます。
そのため、研修の目的を明確にし、「なぜこのプログラムを実施するのか」「どのような成果を期待するのか」を事前に共有することが重要です。メンバー全員が納得感を持って研修に取り組めるようにすることで、学びを深め、チームの成長につなげることができます。
【チームビルディング研修で研修対象者に共有するべきこと】
- 研修の目的
- プログラムごとの意義やねらい
- 研修後に目指す姿
6-2.体験から得る刺激と内省を組み合わせる
目的に応じて、体験を通した刺激と内省を組み合わせることも大切です。単にゲーム形式やアウトドア形式のアクティビティを実施するだけでは、印象に残る体験にはなっても、業務に応用することは難しいでしょう。体験から得た気づきを振り返り、実務との関連を考えるプロセスを設けることで、研修の学びをより実践的なものにできます。

振り返りの場では、チームの課題やメンバーの強みを可視化し、チームのパフォーマンスを上げるために何ができるか、個々の強みを業務にどう生かすかを議論します。このプロセスを経ることで、研修での学びが日常の業務に結びつき、成果につながりやすくなります。
6-3.研修のルールを明確にする
チームビルディング研修を成功させるためには、事前にルールを明確に定め、参加者に共有しておきましょう。ルールがない、あるいは不明瞭なまま実施すると、以下のような問題が生じる可能性があります。
【チームビルディング研修の失敗例】
- ディスカッションで一部のメンバーだけが発言し、偏りが出る
- 話題がプライベートな内容ばかりになり、業務に結びつかなくなる
- アクティビティの得意・不得意で、目立つメンバーと消極的なメンバーの差が生まれる
- ディスカッションが白熱しすぎて、感情的な言い合いにつながる
例えば「自由にディスカッションをしてください」という曖昧な指示では、発言の機会に偏りが生じやすくなります。また、仲の良いメンバー同士の会話が中心になり、参加しづらい雰囲気が生まれることもあります。
チームビルディング研修の目的は、チーム全体の結束を強化し、関係性の質を高めることです。そのため、全てのメンバーが研修に積極的に参加できるよう、適切なルールを設定することが不可欠です。取り組む内容によりルールは変わりますが、例えば次のように決めておくとよいでしょう。
【効果的なルール設定の例】
- 野外アクティビティは、全員が1つのチームとして協力する
- ディスカッションでは、全員が必ず一度は発言する
- 話し合いの際は、決められたテーマに沿って議論を進める
また、ルールを決めた後は、研修実施前に参加者へ共有し、事前に理解を深めてもらうことも大切です。あらかじめ周知することで、参加者が研修の目的を認識し、積極的に関与しやすくなります。
6-4.チームの成熟状況に応じたプログラムを選定する
チームビルディング研修の効果を最大化するには、チームの成熟状況に応じたプログラムを選定することも重要です。心理学者のブルース・W・タックマンが提唱した「タックマンモデル」では、チームの成長プロセスは以下の5段階に分かれることを示しています。
タックマンモデルの5段階 | 概要 | 研修プログラムの一例 |
---|---|---|
形成期 | ・チームが結成されたばかりの時期 ・メンバー同士の理解が浅く、目標の認識を統一することが求められる | ・チーム目標の確認・共有 ・メンバー理解を深める対話型ワークショップ ・チームワークを高める野外アクティビティ ・リーダーがチームビルディングについて体系的に学ぶ研修 |
混乱期 | ・メンバー同士の関係性が構築される過程で、意見の対立や価値観の違いが表面化しやすい時期 | ・メンバーの強みを発見するゲーム型ワークショップ ・チームの課題を見つけ解決策を模索するための対話型ワークショップ ・チームの結束を強める野外アクティビティ |
統一期 | ・メンバー間の相互理解が進み、協力しながら業務を進められるようになる時期 | ・自身の役割や強みを認識する対話型ワークショップ ・チーム内のコミュニケーションを促進するゲーム型ワークショップ |
機能期 | ・チームが成熟した時期 ・メンバー個人の自立性が高く、チームとして最もパフォーマンスを発揮できる | ・特定の課題がなければ、関係性を維持するためのゲーム型ワークショップや野外アクティビティ |
散会期 | ・チームの役割が終わり、解散する時期 | – |
チームの成長段階によって直面しやすい課題が異なるため、チームの現状を正しく把握し、それに適した研修を選定することが重要です。
例えば、チームが結成されたばかりの「形成期」では、メンバー間の相互理解を深める対話型ワークショップや、チームワークを高めるアウトドアアクティビティが有効です。一方で、意見の対立が生じやすい「混乱期」においては、価値観や強みの違いを理解するためのゲーム型ワークショップや、チームの課題解決につながる対話型ワークショップが適しています。
このように、研修の目的とチームの成長段階を照らし合わせることで、より的確なプログラムを企画することができます。
7.チームビルディング研修の成功事例
ここでは、グロービスが支援させていただいたチームビルディング研修の事例を2つご紹介します。自社と状況や課題感が似ている事例があれば、ぜひご参考にしてください。
【グロービスのチームビルディング研修の実施事例】
7-1.野外アクティビティと対話型ワークショップで関係性の向上を目指した事例
A社では、自分自身の理解促進とチームの関係性向上を目的に、1泊2日のチームビルディング研修を実施しました。
目的 | ・マインド向上:非日常的な経験を通じて自分自身への理解を深める ・関係性向上:参加者との交流を通じて社内ネットワーキングを図るとともに、チームビルディングのプロセスを体感することで、今後の関係性向上に生かす |
プログラムの 種類 | ・合宿形式 ・アクティビティ形式 ・対話形式 |
対象 | 全社員を対象にした公募形式で、チーム単位で申し込みを受け付ける |
内容 | 【1日目】 ・インストラクション:プログラムのねらいを理解し、心構えをもつ ・冒険教育:野外アクティビティでのトライ&エラーを通じて、周囲との関わり方や自分自身の変化を感じる ・体験の言語化:自身が感じた変化や学びを整理する 【2日目】 ・ウォーミングアップ:「関係の質」「心理的安全性」の解説を行い、場のルールを共有する ・ワークショップ:コンセンサスゲーム(「砂漠で遭難したら」という設定で携行品の優先順位を議論)、チームメンバーに対する「言葉のギフト」交換などを行い、協調的な関係性を主体的に築く ・まとめ ※別のプログラムとして、日帰りでのチームビルディング研修も実施 |
2日間の研修を通じて「チームの力が実感できた」「これからの活動指針が獲得できた」など、成果につながった声が届いています。

7-2.学びと実践によってリーダー層のマネジメント力向上を目指した事例
B社では、リーダー層がチームビルディングスキルを身に付けることを目的に研修を実施しました。
目的 | ・チームマネジメント力向上:多様化・高難度化するマネジメント業務を、「エンゲージメント」の視点からマネージャー自身が解決できる力を身に付ける |
プログラムの 種類 | ・講座形式(インターバル期間に実践機会を設ける) |
対象 | マネージャー層 |
内容 | ・毎月実施されるエンゲージメントサーベイの結果に向き合いながら、企業内研修を通してリーダーとしての行動の「型」や考え方を学び、インターバルの実践に活用する ・一定期間、以下のサイクルを回す (1)可視化:エンゲージメントサーベイを用いて、組織の状態を可視化する (2)対話:サーベイ結果に関して、マネージャー間・現場のメンバーと対話する (3)成長:企業内研修を通して、リーダーとしての行動の「型」や考え方を理解する (4)実践・振り返り:「リーダーシップダイアリー」(振り返りツール)を活用し、実践後の変化や改善余地を考える |
※関連コラム:社員が活き活きと働き、持続的に成長する組織づくり ~エンゲージメント向上へのチャレンジ~
このように、グロービスではチームの課題や対象者に応じたチームビルディング研修をご支援しています。「実施したいが自社にリソースがない」「社内での実施では成果が出なかった」など、チームビルディング研修に関するお悩みがあればお気軽にお問い合わせください。

8.チームビルディング研修は外部の研修業者と連携して実施するのがおすすめ

チームビルディング研修は、普段の業務とは異なる視点で「チームの関係性の質を高める」「リーダー層にチームビルディングスキルを身に付けてもらう」ことを考えなければなりません。自社で研修を企画・運営することも可能ですが、ファシリテーションの経験や専門的なノウハウがないと、期待する成果を十分に得られない可能性があります。
【社内でチームビルディング研修を運営する際に起こりやすい課題】
- 「自由に発言してください」という指示に留まってしまい、積極的な参加が促しにくい
- ファシリテーター役のメンバーの発言機会が少なくなる
- 進行のバランスが取れず、チームごとに盛り上がりの差が出てしまう
- 参加意欲が低いメンバーを巻き込むのが難しい
このような課題を回避し、研修の目的を確実に達成するためには、外部の研修業者と連携することも有効な選択肢です。専門的な知見をもつファシリテーターが進行を担当することで、参加者全員の発言機会を確保し、適切なプログラム運営が可能になります。
グロービスでは、企業様ごとの課題や目的に応じたチームビルディング研修を企画・実施しています。ぜひお気軽にご相談ください。

9.まとめ
本記事でお伝えしたポイントは以下の通りです。
- チームビルディング研修とは、組織の目標やビジョンを達成することを目的に「チームの関係性の質」を高める研修
※チームの関係性の質とは:メンバー同士で相互理解ができ、信頼関係があり、円滑なコミュニケーションが取れる度合いのこと - チームビルディング研修の目的は2つ
(1)チームの関係性の質を高める
(2)リーダーがチームビルディングに必要なスキルを身に付ける - チームビルディング研修の主なプログラムは5種類
(1)対話形式:チームメンバー同士やリーダー層で議論、対話する研修
(2)ゲーム形式:チームで簡単なゲームや創作活動を行う研修
(3)アウトドア形式:キャンプやウォーキングなど、野外で行う研修
(4)合宿形式:対象者を決めて宿泊形式で行う研修
(5)講座形式:チームビルディングに必要な知識を習得する研修 - チームビルディング研修によって得られる効果は5つ
(1)各メンバーが、チームの目標や自身の役割を再認識できる
(2)チームの課題を解決できる
(3)メンバー同士の関係性を強化できる
(4)適切な人材配置をしやすくなる
(5)チームのパフォーマンスが向上し、成果を出しやすくなる - チームビルディング研修を企画するときのポイントは4つ
(1)目的を明確にする
(2)体験から得る刺激と内省を組み合わせる
(3)研修のルールを明確にする
(4)チームの成熟状況に応じたプログラムを選定する
チームビルディング研修はチームの足並みを揃え、成果を創出するために必要な研修です。「チームビルディング研修の企画で悩んでいる」「一度実施してみたものの思うように効果が出なかった」など、チームビルディング研修にお悩みの場合はお気軽にご相談ください。
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