ステップ1:自社の戦略を深く理解する

自社の戦略を深く理解する
あるべき人・組織像を設定する
人材育成プログラムに落とし込む
ステップ1

自社の戦略を深く理解する

        

自社の置かれた経営環境を理解する

人事部などの企業の育成担当部門で、人材育成や組織開発のプログラムを検討するとき、すぐに内容を決めようとしがちです。しかしその前に、そもそもどのような人材を育成すべきか? 組織を作るべきか? という人材・組織の戦略を立ち止まって考えてみることが重要です。

ステップ1では、自社の戦略が何をめざしているかを理解するために「環境変化」と「戦い方」に注目します。
戦略の背景にある内外の環境変化は何か? を把握しましょう。多くの場合、戦略は業界を取り巻く環境の変化、業界内の競合・顧客の変化、そこから導かれる業界のKSF(※)に規定されます。

例えば、マクロ環境の変化のうち、自社ビジネスに大きな影響を及ぼすものは何か? 顧客が求める価値はどのように変わっていくのか? それに対し競合はどのような戦い方をするのか? --環境変化に関するこれらの問いの答えが、自社の戦略には集約されています。自社の置かれた経営環境の変化を押さえれば、自社の戦略をより深く理解することができます。

※ KSF:業界で勝つための要件・条件

自社の戦い方を理解する

どのような人材を育成すべきか? 組織を作るべきか? という人材・組織の戦略を設定するために、次に「自社の戦い方」を明らかにしていきます。

経営陣は自社の強みをどのように捉え、活かし、勝とうとしているのか? それを実行する人材・組織に求められる変革の度合いはどのくらいか? 変革のスピードはどうあるべきか? 変革において何が難所となりそうなのか?  これらを押さえることが、戦略実現のために人事として注力すべきことの優先順位付けやロードマップ(行程)策定につながります。
一般に、人・組織の変化には時間がかかるものです。だからこそ人事部はいちはやく自社の戦略を押さえ、先を読み、次のステップで考える「戦略を実現するための人・組織の姿」を準備する必要があるのです。

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