評価者人材育成研修
日経225企業
取引実績
企業内研修
有益度
評価
導入
企業数
受講
者数
評価者人材の育成において重要なこと
人事評価は、社員のモチベーション向上や個人の能力や経験に合わせた人材マネジメントに欠かせません。しかし評価者自身の能力に偏りがあったり、主観やバイアスが入ったりしてしまうと、効果的なフィードバックができず人材育成に生かせません。また評価者が制度を十分に理解していないと、評価制度が形骸化して公平性や一貫性の欠如が生じる恐れがあり、社員の不信感を招く可能性もあります。
グロービスの評価者研修は、多様なバックグラウンドを持つ評価者に、体系的な学習と実践的なトレーニングを提供します。そして人材マネジメントや公正な評価を意識づけ、組織全体としての評価の一貫性を高めることにつなげます。評価者の評価スキルの向上の面から、企業の人材戦略実現に向けた人材育成を支援いたします。
評価者人材の育成の特長
実践型の評価スキル習得プログラム
評価制度の目的や自社の評価基準の理解から、部下の目標設定支援、フィードバック技法など、評価に必要な知識・スキルを体系的に学べるカリキュラムを提供します。グロービスの評価者人材育成プログラムの特色のひとつは、評価面談のロールプレイング、実際の評価事例を用いたケーススタディなど、実践的な演習を多く取り入れている点です。これらを通じて、知識を自身の業務に結び付け、研修後すぐに実践に生かすことができます。
経営戦略と一貫した評価者育成プログラムを設計
人材育成において評価が適切に機能するためには、まず評価制度が企業の目指す方向と整合している必要があります。グロービスのコンサルタントは、そのほとんどがMBA(経営学修士)を取得しており、経営と人材育成の両面に精通しています。そのため企業の経営戦略を深く理解した上で、評価者育成プログラムを設計することが可能です。さらに豊富な実績経験から、企業の特性や組織文化を理解し、各社に合う評価者プログラムをご提案します。
フォローアップで評価者育成を継続的に支援
研修の実施後は、講師からのコメントや受講者アンケートをもとに振り返りを行います。このプロセスでゴールへの到達度を可視化するとともに、将来のプログラム改善に向けたポイントを洗い出します。さらに研修から一定期間経過後に、社内の状況や受講者の変化についてのヒアリングを実施。これにより新たに浮上した課題やこれから取り組むべきテーマを明らかにし、組織の変化に応じた評価者育成をサポートします。
評価者人材育成の研修テーマ
ビジネス知識から思考力まで幅広いテーマを用いて、人材マネジメントや公正な評価に寄与する体系的な学習と実践的なトレーニングを提供します。
評価者人材の育成研修の成果
お客様の声
学んだ内容を面談ですぐに活用
評価基準の理解、フィードバック技法の習得、評価面談のロールプレイなど、2か月にわたる研修を実施しました。とくにロールプレイが効果的で、受講者からは「自己流だった評価について理解が深まり、実際の面談で即活用できる」という声が多く上がっています。
評価の統一性が大幅に向上した
新しい評価制度の導入後、評価者間で評価基準のばらつきが起きていました。そこで、評価者を対象に、評価事例の分析、評価者同士の相互フィードバックなどを行いました。評価者同士の意見交換の場を多く設けたことで、評価基準への理解が深まり、統一性が大幅に向上したと感じています。
若手管理職が評価の役割や手法の理解を深める
当社は急成長期にあります。若手管理職の増加に伴う評価スキル不足が顕著だったため、グロービスに依頼して、評価の役割から長期的な人材育成に生かすためのマネジメント手法まで幅広く学びました。手探りでの評価が多かったところが、育成戦略に基づくものに変化しつつあります。
研修の満足度
評価者人材の育成プログラムと提供形態
リアル・オンラインの研修サービスはもちろん、効果測定や研修の仕組みづくりまで、お客様の育成施策を全方向からサポートいたします。
企業内研修(講師派遣型)
体系化された内容を組み合わせる定型プログラムと、個々の課題に対して設計するテーラーメイド型プログラムの二種類をご用意。知識習得から実践度合いを高めるものまで、幅広いテーマからプログラムを設計します。いずれのプログラムも、リアル/オンラインを問わずご提供が可能です。さらに講師数460名超と国内最大級の研修体制を持っているため、大規模な研修でも問題なく実施できます。
定型プログラム | テーラーメイド型プログラム | |
---|---|---|
概要 | 学習効果を最大化できるよう標準化したサービス/プログラムから、お客様ごとに組み合わせたソリューションを提供する | お客様ごとにサービス/プログラム設計を含めて、テーラーメイドしたソリューションを提供する |
提供方法 | リアル/オンライン | リアル/オンライン |
定員 | 1クラス8名~25名 | 1クラス8名~25名 |
研修時間 | 1日7時間(リアル) 1日3時間×2回(オンライン) | 1日3.5時間~(リアル/オンライン) |
プログラムの例
評価制度の理解促進、コミュニケーションスキルの向上、自律的な思考力の強化などを行い、評価スキルの習得を目指すプログラムです。
より詳しい内容は以下のページをご覧ください。
スクール型
オープンスクールを、リアルとオンラインの両方で提供します。スクールにはさまざまな業界・業種のビジネスパーソンが集まります。社内では得られない緊張と刺激の中で学ぶ「他流試合」型の研修は、受講者の視野を広げて固定化した考えを解きほぐし、評価者としての自覚や持論のアップデートを促します。
1名様からの参加が可能で、企業内研修(講師派遣型)と組み合わせた長期の研修プログラムとしてもご活用いただけます。
累計取引企業数3,750社以上、14万人のビジネスパーソンが選んだ研修サービスです。経営に関する「ヒト」「モノ」「カネ」「思考」の4領域・計14科目から選択でき、全6回・3か月にわたって実践的なプログラムを行います。
各領域の理論・フレームワークの理解や、それらの活用方法を学ぶSTEP1(基礎科目)と、各領域の知識・スキルをもとにビジネスの現場での意思決定力や実践力をさらに高めるためのSTEP2(応用科目)があります。個々人の課題感やレベルに合わせてプログラムを選択できるため、複数階層の育成にも対応可能です。
企業の中核を担うマネジメント層向けに開発された経営幹部養成プログラムです。ビジネスの最前線で活躍するリーダー達の豊富な経験や知見を生かし、企業を変革に導く人材を育成します。育成目的やキャリアにあわせて全6プログラムからご選択いただき、組織と個人の双方にとって最適な育成を支援します。
在校生と累計卒業生数は約11,260名(2024年5月1日現在)と、日本で最も選ばれている経営大学院です。経営に必要なスキルとマインドを約24科目・標準2年(~最大5年)で体系的に学習し、経営者と同じ目線・共通言語をもった次世代リーダーを育成します。
eラーニング
MBA基礎だけでなく、DX、英語、資格取得など幅広くカバーする3,400コース以上の動画コンテンツを定額で提供。学んだ内容の定着度合いを測るビジネスアセスメント機能や、個々の課題に合わせたAIレコメンド機能など、学びを好循環させる受講機能も備えています。
これらの機能を活用することで、動画を視聴するだけではない、自律的な学習を促します。さらに管理者向けの機能も充実しており、管理・運用面での負担も減らせます。
MBAの基礎科目を1科目から受講できます。クリティカル・シンキング、マーケティング、経営戦略、アカウンティング、ファイナンス、人材マネジメント、組織行動とリーダーシップの計7科目から、身につけたい知識やキャリアに応じてお選びいただけます。
GLOBIS 学び放題を英語ネイティブの方にむけて最適化しました。リーダーシップ、戦略、マーケティング、ファイナンスなど、MBAプログラムに対応したビジネスナレッジを英語で学べる定額制の動画学習サービスです。
アセスメント・テスト
GMAPは、ビジネスパーソンの能力を客観的に評価するテストです。累計65万人(2024年3月時点)の受験データをもとに、他社のビジネスパーソンと自分のスキルレベルを比較することができます。研修後の効果測定はもちろん、昇格試験や評価指標としてもご活用いただけます。
学習管理システム
GLOPLA LMSは、研修運営のノウハウを熟知したグロービスが開発した学習管理システムです。学習活性化や育成施策の改善など、組織全体の育成を加速させます。また、社内外の研修のオペレーション業務や受講履歴を一元管理することで、複数の運営プロセスを自動化・省略化し、1研修あたりの作業工数を最大で1/3にまで圧縮できます(※当社推計)。
研修サービスの品質を支える体制
ビジネスの最前線で活躍する実務家講師
グロービス独自の厳しい基準をクリアした人材のみが講師として登壇。講師は経営者やコンサルタントなどの実務経験を持ち合わせるビジネスのプロフェッショナルでもあります。数々のクラスで磨きこんだティーチングスキルによって、受講者が考えアウトプットするための場づくりを行います。
最新かつ実践的な教育コンテンツを届け続ける体制
グロービスの研究開発部門では、研修などの教育現場やベンチャーキャピタルの投資先から収集した最新のビジネス知見を基に、独自の教育コンテンツを開発しています。研究開発部門には現役・実務家教員が属し、研修/スクールプログラム、GLOBIS 学び放題の動画教材、書籍、ウェブサイトなどのコンテンツを、ビジネスの現場で役立つ内容にブラッシュアップし続けています。
評価者人材の育成の活用事例
講師派遣型研修やeラーニングなどのプログラムと組み合わせ、それぞれの強みを補完し合う形での活用も進んでいます。
業種 | 製造業 |
対象層 | 今評価者(管理職) |
育成ストーリー | 評価制度の形骸化と評価者間のスキルのばらつきが課題。これを機に、公平な評価プロセスを確立するだけではなく、組織全体の人材育成の質を高めたい。 |
プログラムの狙い/ポイント | 評価制度を正しく運用する能力を養成するだけではなく、管理職としてのあり方や役割をきちんと理解する フェーズ1では評価制度の理解と実践、フェーズ2では管理職としての行動のアップデートに焦点を当てる 実践的なロールプレイやケーススタディを通じて、評価スキルを即実践に生かすことを重視する |
評価者人材の育成についての質問
- 評価者研修は、どのような立場の社員が受講すべきですか?
主に現役の管理職や評価者が対象となりますが、将来的に評価者になる可能性のある中堅社員も受講すると、より効果を最大化できます。さらに、評価制度の運用や改善を行うという面から、人事部門の受講もおすすめします。
- 評価者研修を実施する最適なタイミングはいつですか?
単発の実施ではなく、年間を通じて継続的に研修を行うことで、評価スキルの定着と向上が図れます。新しい評価制度の導入時や組織の大きな変革期などには、必ず実施することをおすすめします。グロービスはお客様の経営戦略・育成戦略を理解した上で、評価サイクルに応じて実施タイミングを提案いたします。
- 既存の評価制度へフィットする評価者研修を受けられますか?
まずはお客様へのヒアリングを通じて、既存の評価制度についての理解を深めます。そのうえで、現在の評価者が不足しているスキルの強化を目指します。無理なご提案はしませんので、ご安心ください。また、既存の評価制度の見直しのご支援も可能です。
評価者人材育成の考え方
評価は人材戦略を実現する手段のひとつ
人事評価は組織全体のパフォーマンスに関わる重要な営みです。従業員のモチベーションに大きく影響を与えるのはもちろん、従業員の能力の把握と育成方針を決めるための重要な材料でもあります。公平で一貫性のある評価を行うためには、評価者が必要な知識とスキルを習得することが欠かせません。また評価をもとに部下へフィードバックを行い、成長支援を行うことも、評価者の役割のひとつです。企業は、評価者が人材戦略における評価制度の役割を理解し適切に運用できるように、支援を行う必要があります。
評価者としてもつべき重要な5つのスキル
社員のモチベーション向上や人材マネジメントのために、評価者が持つべきスキルを解説します。
①評価制度の正確な理解
評価者には、評価を通じて組織の方向性を部下に示し、戦略実現に向けた行動を促進することが求められます。このためには、企業戦略と評価制度の関連性を理解し、評価基準や評価項目が設定されている目的を正確に把握する必要があります。
②評価バイアスの克服
評価者は、さまざまな心理的バイアスが評価に影響を与える可能性があることを理解しておかなければなりません。これらのバイアスを認識するからこそ、部下への評価を個人の好き嫌いで判断したり評価基準に恣意的な優先度をつけたりすることが防げるようになります。
③部下とのコミュニケーション
評価者の役割のひとつに、部下の強み・弱みを理解し成長を支援することがあります。日々の仕事の中で定期的なコミュニケーションの機会を設け、プロセスを含めた部下のパフォーマンスを把握することが大切です。これにより部下の自己評価とギャップが生じた場合でも、明確に説明できるようになります。
④目標設定の支援
組織の発展に向かって部下を成長させるためには、部下の現在の能力や目指したいキャリアを把握した上で、組織の期待にもとづき目標を設定することが求められます。
⑤成長を促すフィードバック
評価に対して部下の納得感を得るためには、評価面談時のフィードバックスキルの向上が欠かせません。単に結果を伝えるだけでは不十分です。部下が今後に向けた成長課題を認識し、解決に向けて自律的に考えて行動できるような伝え方が重要です。
なぜ研修が必要なのか
評価者が人事戦略を理解したうえで、公平な評価を行えば、組織全体の信頼性と成長を高めることにつながります。
働き方やキャリアの多様性など環境は常に変化しているため、評価も変化に合わせて対応させるためには、日々の業務経験だけでは足りないことが多いでしょう。体系的な知識とフレームワークを学び、それを実践的なケーススタディを通じて、評価スキルを習得することができます。
研修を通して評価者間の認識を合わせ、一貫した評価基準と評価方法を組織全体に浸透させることができます。また評価結果を効果的に部下にフィードバックできるようになることで、モチベーション向上と成長支援に役立ちます。評価者が企業の人事戦略を理解し、公平な評価を行えるようになると組織全体の成長と人材開発につながります。
評価者人材の育成を成功させるポイント
評価制度の目的と意義を共有する
評価者人材の育成を成功させるには、評価制度の目的が単なる処遇決定だけでなく、人材育成や組織戦略の実現にあることを評価者全員が理解することが不可欠です。そのためには、評価制度の目的と意義の理解が欠かせません。評価基準や評価項目が、企業の価値観やビジョンとどのように結びついているか、人事側から評価者へ明確に説明する機会を持ちましょう。
評価者への継続的なフォローアップを行う
評価者の育成は、一度の研修で完結できるものではありません。継続的なフォローアップが評価スキルの向上と定着に不可欠です。たとえば、実際の評価プロセスで評価者が直面した課題を収集し、次回の研修に反映させれば、評価者がより実践しやすいプログラムになるでしょう。部下からのフィードバックをもとに、評価プロセスやフィードバックの改善に活用することも有効です。人事部門は評価者をサポートし、日常的に相談や助言ができる体制を整備することが望まれます。