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自分らしいリーダーシップはどう育まれるのか――サントリーグループが挑む女性リーダー輩出のアプローチ

サントリービジネスシステム株式会社 2026.06.01
サントリービジネスシステム株式会社


イノベーションの源泉としてDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進が不可欠とされる現代、多くの企業が女性リーダーの育成・輩出に注力しています。しかし、「管理職は皆忙しく、家庭との両立が難しそう」「リーダーは強くなければいけないが、自分はそういうタイプではない」「管理職という役割が自分に務まるか自信がない」といった心理的ブレーキが、優秀な人材のチャレンジを阻んでいる現状も少なくありません。まずは、対象者がリーダーへの挑戦を現実的な選択肢として捉えられるよう、心理的なハードルを和らげ、周囲の支援や多様なロールモデルに触れられる環境を整えることが肝要です。

サントリーグループ様ではグループ会社社員を対象に、一人ひとりが「自分らしいリーダー像」を見つけ、納得感を持って「リーダー」への一歩を踏み出すべく、「女性リーダー育成プログラム」(以下、本プログラム)を2023年より開始しました。グループを横断する他流試合の場を通じて、多くの次世代リーダーが覚悟と自信を育んでいます。

今回は、事務局として本プログラムを推進するサントリービジネスシステム株式会社 グループ人事総務業務部 課長 森井 浩之様、同部 二木 奈緒様に、実施の経緯や企画に込めた思いを伺いました。さらに後半では、参加者であるサントリーフラワーズ株式会社 海外事業本部 谷 幸菜様、その上司である同部 課長 須賀 健太郎様に、参加時のエピソードやその後の谷さんの変化と期待についてお話しいただきました。(ご所属・お役職はインタビュー当時)

はじめに:本プログラムの概要

本プログラムは、サントリーグループ様の女性リーダー候補者を対象に、リーダーへの一歩を踏み出すための「マインドの醸成」に重点を置いています。周囲を牽引するリーダーへの意識転換を促すとともに、グループ横断のネットワークを構築し、切磋琢磨し合える絆を醸成することを目的とした取り組みです。

特徴的なのは、「自分らしいリーダー像」への納得感を段階的に育む点にあります。自身の強みを認識する「クリフトンストレングス・テスト(旧ストレングス・ファインダー)※」から始まり、クリティカル・シンキングなどの思考スキルを育み、読書会や先輩リーダーとの対話を通じて多様なリーダー像に触れるなど、多角的なアプローチで構成されています。

3期目を迎えた2025年度では、修了生によるアルムナイ(同窓会)企画も実施しました。単年度ごとの施策に留まらず、志を同じくする仲間たちと継続的につながり、刺激し合えるコミュニティへと進化しています。

<プログラムの全体像>
<プログラムの全体像>

インタビュー:プログラム実施の経緯

グループ会社の強みを活かし、「身近にロールモデルがいない」という壁を乗り越える

二木さん:

サントリーグループでは以前から、DEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)をイノベーションの源泉と捉え、女性活躍を推進してきました。ところが、我々が支援するグループ会社約40社の組織に目を向けると、業種や会社規模によって社員の男女比や女性管理職比率には大きな差があります。「身近にロールモデルがいない」という悩みを抱える会社も少なくありませんでした。

加えて、リソースの観点から、グループ会社単体では次世代リーダー育成施策を行うのが難しいという現状もありました。ですから、各社共通の課題に対し、個々の会社の枠を超え、グループ全体で志を同じくする仲間と交流し、「リーダーシップには多様な形がある」と肌で感じてもらう機会を作りたいと考えたのです。

対象を「あえて女性に絞る」という決断

二木さん:

企画段階では、「性別を問わずリーダー育成を行うべきではないか」という議論もありました。しかし、これまでに機会が十分に行き渡っていなかった層に光を当て、着実に変革を加速させるべく、あえて女性を対象にプログラムを実施することに決めたのです。こうした当社の課題感を深く理解し、リーダーへのマインドを一段引き上げてくれるようなプログラムを求めていたところ、グロービスの提案がフィットしました。

森井さん:

男性が多い組織において、一歩踏み出すことに躊躇している女性社員へ追い風を吹かせたいという思いもありましたね。企画者として、参加者には次世代リーダーとして羽ばたいてほしいという願いを込めて、「女性リーダー育成プログラム」という名称を掲げました。

グループ人事総務業務部 課長 森井 浩之様
グループ人事総務業務部 課長 森井 浩之様

プログラムの主な内容

多様なリーダー像に触れ、自分らしいリーダーシップへの「納得感」を追求

二木さん:

本プログラムが最も重視しているのは、マインド醸成です。リーダーシップのスキルを獲得する前に、「自分はどんなリーダーになりたいのか」に徹底的に向き合ってもらいたいと考えました。そのうえで実際にリーダーとして成長し、さらに次世代にとってのロールモデルになっていくのが目指す姿です。

そこで、本プログラムでは最初に「クリフトンストレングス・テスト(旧ストレングス・ファインダー)※」を用いたワークを行い、他者と比較するのではなく、自分の特性を強みとしてどう活かすかにフォーカスしています。そのうえで、ケースメソッドや読書会、フィールドワークなどを通して、「様々なリーダーシップの姿がある」ということをあらゆる角度から何度も伝えます。こうして参加者は、「リーダーとはこうあるべき」という固定観念から解き放たれていくのです。

森井さん:

「まずは自分の特性を知ることから始まる」という構成が、本プログラムの目的に合致していると思っています。自分がどういった特徴を持っていても強みになるということを示してくれるので、その後のプログラムに前向きな気持ちで臨めるようになるのです。

二木さん:

本プログラムはこれまでに3期(3年間)実施してきましたが、年々「多様なリーダー像に触れる」ことを重視するようになりました。というのも、今まで、ロールモデルとなる女性リーダーに触れる機会が限られていたこともあり、参加者は我々の想定以上に強く、「リーダーとはこうあるべきだ」という固定観念を持っていたのです。だからこそ、実際に活躍しているリーダーの悩みや葛藤も知っていきながら、参加者それぞれが自分なりのリーダーシップを発揮してほしいと思っています。

加えて、講師の池田さんの存在感は絶大です。一人ひとりに目を配り、的確なフィードバックをしてくださっています。

森井さん:

一人ひとりの悩みや葛藤に対し、池田さんご自身の経験も交えて共感的に語りかけてくださる姿勢が、参加者の心を強く掴んでいるのでしょう。だからこそ、参加者の皆さんも「この方には何を話しても大丈夫」と安心感を持って向き合えるのだと感じます。

心へ燃料を再投入する、アルムナイの絆

森井さん:

本プログラムでは毎年、「先輩リーダーとの交流会」として、サントリーグループで活躍する女性先輩リーダーを招いたパネルディスカッションや座談会を行っています。参加者にとっては雲の上の存在に感じる先輩も、かつては今の自分たちと同じように悩み、葛藤していた。その生の声を聞くことで、「私でもできるかもしれない」という勇気が芽生えます。完璧なリーダーを目指すのではなく、自分なりのスタイルでよいという気づきが、受講生のマインドに変化を与えているのでしょう。

二木さん:

2025年度は、この「先輩リーダーとの交流会」に合わせ、修了生たちが再び集まるアルムナイ企画を初めて行いました。我々としても研修して終わりではなく、その後も見届けたいという想いはありましたので、非常に良い機会になったと感じています。私たちはこの場を「心へ燃料を再投入する場」と呼んでいます。現場に戻れば困難もありますが、このコミュニティがあることで、再び前を向いて挑戦し続けられる。修了生は後輩から刺激を受け、後輩は生き生きと活躍する先輩を見て「私も近い将来、こうなれるかもしれない」という勇気をもらう機会にもなったようです。

森井さん:

本プログラムやアルムナイの企画においても、担当コンサルタントの大深さんは常にプラスアルファの提案で応えてくださると感じています。高速でPDCAを回しながら、プログラムを磨き上げていただきました。

二木さん:

加えて、参加者の変化や成長に対する強い想いを感じています。やむなく欠席になってしまった方には1on1をしてくださったり、グループディスカッションの様子を細やかに見て、適切なタイミングでフォローいただきました。常に積極的に関わっていただけることに、とても助けられています。

グループ人事総務業務部 二木 奈緒様
グループ人事総務業務部 二木 奈緒様

プログラム修了者が、各職場で次世代のロールモデルに

二木さん:

本プログラムで参加者がどんどん自信をつけ、最終成果発表会で堂々とプレゼンテーションをしている姿を見ると、参加者の人生の重要なシーンに立ち会っている感動を覚えます。その後も折に触れて連絡を取り合っているという話を耳にすると、本当に嬉しく思いますね。

森井さん:

参加者の上司から「本プログラムに社員を送り出してよかった」と声をかけてもらうたび、それぞれの現場から大切な社員を預かり、育成する重要な施策なのだと改めて感じさせられます。

二木さん:

グループ各社の人事からは、参加後の成長が著しいというフィードバックを多くもらっています。会議で視座の高い発言をするようになったり、積極的にメンバーの育成をするようになったりしているという話を聞きました。

また、本プログラムへの参加を機に、管理職へチャレンジする参加者も出ています。実際に登用される方も増えてきており、昨年は、2期生の修了者が、3期生の上司という立場で最終成果発表会に出席しました。「本プログラムの参加者が実際にリーダーとなり、次世代のロールモデルになる」という、プログラムが目指す姿に近づいていることを象徴する出来事でした。

加えて、本プログラムへの参加希望者も年々増えています。修了者がそれぞれの現場で自分らしいリーダーシップを発揮し、その姿を見た後輩が「自分も挑戦してみよう」と思う――そんな環境が育まれつつあることを実感しているところです。

今後の展望

「女性リーダー」の冠が外れる未来――「やってみなはれ」の精神で誰もが挑戦を楽しむ組織へ

森井さん:

本プログラムのゴールを達成するためには、自分らしいリーダーシップを発揮するマインドを醸成するだけでなく、各現場に活躍できるフィールドがあることも欠かせません。職場でも継続的にリーダー育成ができるよう、グループ各社へ女性活躍の好事例を発信したり、悩みを共有したりするなどのアプローチを強化したいと考えています。最終的には「女性リーダー」と名付けなくとも、誰もが主体的にチャレンジし、周囲によい影響を与える人材になることが理想です。

多様なリーダーが活躍する組織づくりは、完璧を求めすぎず、現場の声を聞きながら、まずは「やってみなはれ」の精神で一歩踏み出すことが大切だと考えています。サントリーグループ全体が挑戦を楽しむ人たちで溢れる未来を目指したいと思います。

受講を振り返って
~プログラム参加者と送り出した上司が語るその後の変化とは~

ここからは、本プログラムの参加者であるサントリーフラワーズ株式会社 海外事業本部 谷 幸菜様、その上司である同部 課長 須賀 健太郎様より、ご参加を通して得られた気づき・変化等についてお話を伺いました。

「強い」リーダー像に縛られていた過去の自分

谷さん:

私はサントリーフラワーズへ5年前に中途入社し、北米エリアの海外営業を担当しています。本プログラムへの参加の話をもらった際は、「チャレンジしてみたい」という前向きな気持ちと、「自分にはリーダーはできないのではないか」というマイナスの感情が入り混じっていました。

私にとってリーダーとは、旗振り役としてメンバーを引っ張る強い存在だというイメージがあり、自分には到底無理だと感じていたのです。前職が自動車業界だったこともあり、ハードワークをこなす男性リーダーをたくさん見てきました。その影響が大きかったのだと思います。

また、私が所属する海外事業本部は経験豊富な社員が多いので、周りに比べたら業界知識はビハインドですし、私自身が何か一つの分野に長けているというわけでもありません。そのため、知識量で一番劣っている自分がこのチームにどのように貢献できるのか、ずっと自分に問い続けていました。だからこそ余計に、自分にはリーダーは難しいという思い込みがありました。

ただ、本プログラムを修了した先輩から「チャンスがあるなら、早い段階でチャレンジしたほうがいい」と勧められていたのです。参加を断る理由はいくらでも挙げられましたが、会社に背中を押してもらえる機会が巡ってきたのだから、今こそ挑戦してみよう、と勇気を出して決断しました。

須賀さん:

谷さんに本プログラムへ参加してもらうのは、将来リーダーとして活躍してほしいという、組織としての期待の表れだったと思います。ただ、当年は特に忙しくなることが見えていたので、当初は「来年の参加でもいいのでは」と提案したんです。

ところが、谷さん本人が「今年、挑戦したいです」と強い意志を見せてくれました。その姿を見て、私も「彼女は、次のステージに行こうとしているんだな」と腹をくくり、全力でサポートすることに決めました。

サントリーフラワーズ株式会社 海外事業本部 課長 須賀 健太郎様
サントリーフラワーズ株式会社 海外事業本部 課長 須賀 健太郎様

自分らしいリーダーシップのあり方を見つけた

谷さん:

仕事とプライベートのバランスは、「自分がどう生きたいか」を軸に考えるものだと思います。まさに「何が自分に合っているんだろう?」と決めかねているとき、このプログラムが始まりました。そこで出会ったのが、自分と同じような状況にいる仲間たちです。悩みを抱えつつも、じっくりと話を聞くと、それぞれが自分の仕事に対して誇りを持っていて、これからやってみたいことを語っている。「悩んでいるのは、私だけじゃないんだ」と感じ、それが「このプログラムを頑張ってみよう」と思える土台になりました。

プログラムの中で学んだ「クリティカル・シンキング」も、大きな武器になっています。今までは新しい事象に直面すると、その原因がわからず戸惑うことが多くありましたが、人の心理も含めて構造的に捉えることで、「この状況だったら、こういう結果になることは想定できる」と冷静に現状分析し、思考の整理ができるようになりました。業務の進め方が変わり、先を見据えて関係者に相談できるようになったと思います。また、先輩リーダーへのインタビューを通じて、自分が将来経験するかもしれないステップを疑似体験できたことも印象に残っています。

須賀さん:

プログラム期間中の谷さんは、課題が多く大変そうでしたが、学んだことを実践できるよう、あえて彼女に任せる仕事を増やしました。失敗を重ねて成長することもたくさんあります。ですから、「失敗してもいいから、まずは一人でやってみよう」と背中を押し、挑戦できる場面を少しずつ用意することが、上司としての私の役割だと思っていました。

その後の谷さんの変化は、目覚ましいものがあります。以前は他のメンバーとの知識量の差から遠慮する場面も見受けられましたが、最近では自分からどんどん周りを巻き込み、役員への提案を主導するなど、発言の質も視座も一段と成長しました。間近で見ていて、谷さん自身のリーダーシップに対する捉え方が変わったように感じます。

谷さん:

「とりあえずやっていいよ」と任せてもらえたこと、そして「失敗してもいいから」という挑戦の土台を上司や周りの皆さんが作ってくださったことには、本当に助けられました。

参加前は不安もありましたが、今は「やり切ってよかった」と心から思えます。「自分もリーダーになれるかもしれない」というのが、プログラムを終えた直後に抱いた感情でした。経験豊富な先輩方から学び、意見を尊重しながら、違う角度から問いを立て、チームをよりよい方向に導く。それが私なりの海外事業本部への貢献の形だ、と腹落ちできたのです。このように意識が変わったのは、「自分が自分らしくリーダーシップを発揮すればいい」と心から納得したからだと思います。

サントリーフラワーズ株式会社 海外事業本部 谷 幸菜様
サントリーフラワーズ株式会社 海外事業本部 谷 幸菜様

「リーダーにはいろいろな形がある」と知ること自体が、次世代リーダーの可能性を広げる

谷さん:

これからは、人を巻き込む力を付け、お客様や社内の開発部門、海外拠点のメンバーなど多様な関係者の意見をふまえてビジネスを推進できる人材になっていきたいと思います。これが、自分がまず目指すべきリーダーシップだと考えていますが、その先はまた変わるかもしれないですね。リーダー像に正解はなく、常に変わっていくものだというのが、今の私の答えです。これからもチームをより良い方向に導くために、今の自分にできる模索を続けていきたいです。

須賀さん:

リーダー像とはこうあるべき、という決まったものになってしまうと、自分には無理だと捉えてしまう人もいるでしょう。「リーダーにはいろんな形があっていい」と伝えてくれた本プログラムには、次世代リーダーの挑戦の意欲を育み、今後の可能性を広げる意義があったと思います。

谷さんの変化や成長は、男女問わず、周囲のメンバーにとって良い刺激を与えてくれています。彼女自身が自分らしいリーダー像を体現することで、あとに続く次の世代のリーダーたちにとって、素晴らしいロールモデルになってくれることでしょう。心から期待しています。

皆様とグロービスの講師及びコンサルタント


※クリフトンストレングス・テスト(旧:ストレングス・ファインダー):ポジティブ心理学のスタンスに立ち、個人の特性のうち、特に強みに焦点を当てている検査。米ギャラップ社が開発した質問に回答すると、その中から回答者の強みとなる資質が特定される仕組みになっています。
担当ファシリテーターの声
池田 絵美 池田 絵美
池田 絵美

本プログラムでは、「リーダー像を広く捉えること」と、「等身大の自分自身の納得」を大切にし、受講者の皆さんが、自らの力や想いをより広く周囲への影響力として発揮する一歩を踏み出せるようご支援しています。
最終回の成果発表会は多くの応援者が集まる場ですが、飾らず自然体の言葉と想いを大切にできるよう伴走してきました。
今回のインタビューでは、第3期受講者の谷さん、そして想いを持って本プログラムに送り出してくださった上司の須賀さんのお話を伺いました。受講後、谷さんが「納得」を持ってリーダーの道を歩み、ご自身なりの影響力をさらに広げておられる姿を知ることができ、大変嬉しく感じています。
「女性リーダー育成」のプログラムであるからこそ、「女性」という括りや、「リーダー候補」と見られることに葛藤や戸惑いを抱く方も少なくありません。本プログラムでは、「モヤモヤしていても大丈夫」「周囲と比べず違いを楽しむことが大切」と伝え、率直な葛藤を共有しながら、お互いの持ち味を理解し、遠慮なくフィードバックもし合える場づくりを大切にしています。アルムナイ企画を通じて受講者同士のつながりが続き、互いに励まし合う姿に触れて、このプログラムの意義を改めて実感しています。
今後も、一人ひとりの可能性を信じ、皆さんお一人お一人の中にある力を引き出す伴走ができるよう、私自身も研鑽を重ねてまいります。

担当コンサルタントの声
大深 啓佑 大深 啓佑
大深 啓佑

この取り組みの大きな特徴は、約半年という限られた期間でありながら、参加者の皆様の変化を鮮明に目の当たりにできる点にあります。プログラム開始当初の、少しの緊張や遠慮が混じった状態から、最終的に自らの言葉でありたい姿を堂々と語られるようになるまでの変化は、非常に大きなものです。それは言葉の内容だけでなく、晴れやかな表情や自信に満ちた立ち居振る舞いといった非言語の部分からも、確かな熱量として伝わってきます。こうした変化の大きさに触れるたびに、皆様がいかに高いポテンシャルを秘めておられるかを改めて実感します。
このプログラムでの半年間が、参加者の皆様一人ひとりにとって人生の大きな「転換点」になればという願いを込めて、伴走させていただきました。このような意義深い取り組みに関わらせていただけることを大変光栄に思うとともに、参加者の皆さんが自分らしい一歩を踏み出せるよう、第4期を迎えた今期も、全身全霊でサポートしてまいります。

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