main 目的別の活用例 -  グロービス (GLOBIS) の企業内研修(講師派遣型)
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目的別の活用例

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GLOBIS In-house Training

  1. 1科目から複数科目まで、目的に応じて受講可能

    グロービスの研修プログラムは、お客様のニーズに合わせて1科目から受講いただけます。一つひとつのプログラムでは、【何が大事か、なぜ大事か、それをどう活用するか】という、「ここだけは押さえておくべき」ことに絞り、プログラムを作り上げています。綿密に設計された内容と講師のファシリテーションにより、ビジネスの現場で役立つ実践的な学びをご提供します。

    1科目のご受講であっても目的に沿った学びは十分に得られますが、より大きな学習効果を期待される方には、目的に応じて複数の科目を組み合わせて受講いただくのがおすすめです。理由は以下の2点です。

    ①最も効率的・効果的に人材育成課題の解決につながるため
    企業が抱える人材育成の課題は往々にして複雑で、単一のスキル習得だけで解決できるケースは稀です。例えば「新規事業の立案・推進をけん引できる人材の育成」を目指す場合、求められるスキルは
    ・課題解決力
    ・リーダーシップ
    ・戦略立案力
    など、多岐にわたります。これらを体系的に学ぶことによって、効率的かつ効果的に、目指す人材に近づくことができます。

    ②学びが「点」から「線」になることで、応用力を高められるため
    現代のビジネスは、様々な要素が複雑に絡み合っています。このような環境下で的確な意思決定を行い、成果を出すためには、一部の視点に留まらず、多角的に考えて行動する応用力が必要です。
    グロービスの研修は、「事前学習→研修当日のインプット・ディスカッションによるアウトプット→振り返り」というサイクルを基本としています。このサイクルを複数の科目で繰り返すことで、個別の知識やスキルが定着するだけでなく、それぞれがつながり、複合的な視点での思考力と判断力、より実践的な応用力が形成されていきます。

    もちろん、お客様のご状況に応じて、まずは1科目から始めて段階的に育成を進めることも可能です。貴社の課題やニーズに沿った最適な進め方を、グロービスの担当者が柔軟にご提案いたしますのでご安心ください。

  2. 目的別の活用例

      前の章では、1科目のご受講でも実践的な学びが得られる一方で、複数の科目を組み合わせて受講いただくことで、より大きな学習効果と応用力が期待できることをお伝えしました。
      ここでは、お客様からよくご相談いただく4つの人材育成のテーマについて、プログラムの組み合わせ例をご紹介します。

      それぞれのテーマについて2つずつ具体例をご紹介しますが、それらは「固定化されたセット」ではなく、あくまでも一例です。お客様のご状況に応じて、最適な組み合わせをご提案いたします。

    1. 「事業変革のための人材育成」を目的とした場合

      現状の課題例

      既存事業・自社戦略の延長線上で物事を考えがちで、環境変化を踏まえた「あるべき姿」からのバックキャスティングでの構想力が弱い

      発想が自身の部門内に閉じがちで、部門をまたがる連携や、社外リソースを活用した企画のリードができていない

      問題意識が不足しており、仮説立てや問題解決の原動力となるマインド・志が確立できていない

      求められるスキル・マインドセット

      土台となる課題解決スキルとリーダーとしての覚悟に加え、変革を実行するための複数の知識・スキルを、複合的に習得・活用していく必要がある

      行動プロセス

      アイディアの
      着想・創出

      • 戦略を立案する上でのプロセスの理解
      • 顧客の行動・心情に対する深い理解
      • 自社のサービスの提供価値に対する理解

      事業プラン策定

      既存事業革新

      ビジネスモデルの変更を伴う戦略の検討プロセスの理解

      新規事業

      新規事業立案において成功の確率を高める視点と難所の理解

      DXによる変革

      デジタルテクノロジーを活用し、競争優位を構築する戦略立案プロセスの理解

      事業プランの
      評価

      • 定量的に戦略の成果を予測し、評価する方法の理解
      • 定量・定性の両面から、実行上の本質的な問題点に対して仮説構築する力

      実行

      • 多様な関係者を“深い納得に裏付けられた合意”に導くコミュニケーション力
      • 人・組織が動くメカニズムとそのために発揮すべきリーダーシップの理解

      土台

      仮説思考を用いた課題解決

      未経験の分野でも論理的に思考し、本質的な問題の特定と解決を進める流れとその際の要素技術の理解

      事業変革のためのリーダーシップ

      自社でその事業に取り組む意義づけと、自身の行動源泉に対する自覚

      プログラムの組み合わせ例

      前頁に記載したスキルを全て学ぶ場合(フルバージョン)
      土台に加え、強化したいプロセスを段階的に学ぶことを推奨する

      特にフォーカスしたいポイントに合わせて科目を厳選し、ボリュームを調整する場合(抜粋バージョン)
      まずは「良質なアイデアの数を増やす」ことに課題を感じている場合、土台に加え、アイデアの着想・創出に必要なスキル・マインドを強化する

      研修のゴール

      フルバージョンの場合

      事業変革を進める上での難所と乗り越えるための方法を押さえており、変革を成し遂げるためのマインドセットや志について自覚的である

      論理思考力をベースに、事業変革を通じて課題を解決するプロセスや視点を理解し、自己に足りなかった視点を押さえて明日以降の行動に反映できるようになっている

      抜粋バージョンの場合

      事業変革を進める上で必要なアイデアを着想する視点を理解しており、自身に求められている、変革推進に向けたアイデア創出の具体的な行動を自覚している

      論理思考力をベースに、事業変革のアイデア創出のプロセスを身に付けている

    2. 「DX人材の育成」を目的とした場合

      現状の課題例

      DXに関して経営層の意識は高いものの、現場層は具体的にどう動くのかわからず、一部の専門部署だけの問題と捉えている

      解決すべき業務課題に対し、ITを活用した具体的な手段を考えることはできるものの、定量的な効果や業務全体への波及を見据えた設計が十分ではない

      デジタル活用の必要性は認識されているが、顧客視点や市場変化を踏まえた新たな戦略の構想、およびその実現に向けた組織変革の道筋を描く力が弱い

      テクノロジーを事業やビジネスモデル全体の変革に結びつける視座・構想力が欠けており、全社的な変革の起点となる人材が不足している

      求められるスキル・マインドセット

      実現したいレベルに向けて、必要な能力を積み上げていく必要がある

      DX実現レベル

      必要な能力

      レベル
      4

      テクノロジーを活用した
      ビジネスモデルの再構築

      • 技術進化を踏まえた持続的成長に向け、既存事業を活かし新規事業で勝てる仕組み・組織を構築する
      • ヒトモノカネの整合性を踏まえて戦略を立案し、取り組むべきことを明確にできる

      レベル
      3

      テクノロジーを活用した
      顧客体験価値の向上

      • 顧客の求める価値を具体化し、自社の強みを活かしながら価値提供を行う戦略・仕組みを考えられる
      • 新たな仕組みの実現に向けてビジョンや戦略の方向性を浸透させ、メンバーを方向付けながら組織変革を推進できる

      レベル
      2

      業務やサービスの
      デジタル化による
      効率化・コスト削減

      • 社内バリューチェーンを見直し、定性・定量両面からビジネスプロセスを見直すことができる
      • 定量根拠も用いながら適切に関係者を巻き込むことができる

      レベル
      1

      業務やサービスの
      IT化による
      効率化・コスト削減

      • 定性情報や、定量データをもとに業務プロセスにおける仮説を構築することができる
      • 根拠立てて仮説を検証し、課題を特定し、解決策に導くことができる

      プログラムの組み合わせ例

      「レベル4」を目指す場合
      テクノロジーを活用した自社業務やサービスの効率化だけに留まらず、外部環境の変化を踏まえて持続的に成長するための戦略立案・組織変革をリードする考え方を押さえる

      ※プログラム名をクリックすると詳細ページに飛びます

      レベル
      4

      テクノロジーを活用した
      ビジネスモデルの再構築

      ※レベル1のプログラムから受講することを推奨する
      ※プログラムによっては、事前受講が必要な「前提プログラム」がある。例えばレベル4「経営オーバービュー」の受講には、レベル1「アカウンティング(基礎)」、レベル2「経営戦略(基礎)」、レベル3「マーケティング(基礎)」が前提科目となる

      まずは「レベル2」を目指す場合
      デジタル化による業界構造の変化を理解し、前例踏襲ではなく、業務やサービスの効率化・コスト削減に向けた戦略立案・実行推進をリードする考え方を押さえる

      ※プログラム名をクリックすると詳細ページに飛びます

      ※レベル1のプログラムから受講することを推奨する

      研修のゴール

      「レベル4」を目指す場合

      テクノロジーの進化を捉えて、ビジネスモデル自体の見直しにおける視点・考え方を押さえており、自社の事業変革の構想を描くヒントを掴んでいる

      経営全体を統合的に考え、持続的な成長に向けた意思決定への思考プロセスを理解し、複雑な状況下での判断・アクションをリードできる

      まずは「レベル2」を目指す場合

      デジタルを活用し、何を、どのように効率化・コスト削減し競争優位性を高めるかについて、実行フェーズも含めて考えるためのプロセスやフレームワークを理解している

      社内の反発・抵抗を考慮しながら、目的を明確にし、関係者を動かす際のアプローチを押さえている

    3. 「ソリューション営業力の強化」を目的とした場合

      現状の課題例

      「顧客の抱える本質的な課題を見つけ出し、その解決策として自社製品・サービスを位置づける」といった、ソリューション営業の基本的な考え方やアプローチが身に付いていない

      自社製品・サービスを「売ること」が目的化しがちであり、顧客の課題解決に向けて価値を再定義し、ソリューションとして設計・提示する力が不足している

      顧客の課題を表層的なニーズとしてしか捉えられておらず、その背景にある業界構造や事業戦略を踏まえて仮説を立て、検証し、提案を磨き込むといったアプローチが実践できていない

      提案から実行に至る過程で社内の関係部門や外部パートナーを巻き込む動きが不十分で、社内外との合意形成がスムーズに行えない

      求められるスキル・マインドセット

      論理思考力・問題解決力に加えて、顧客の事業戦略や収益構造の理解を踏まえた課題分析、提供価値の具体化、関係者の巻き込みといった能力の組み合わせが求められる

      顧客分析・課題の理解

      ・自ら必要な情報を収集し、定性/定量の両面からビジネスを分析することができる
      ・“顧客の顧客”にまで視野を広げ、顧客と課題意識を共有できる

      Step1

      自社の価値提供・
      ソリューション構想

      ・顧客の求める価値を具体化し、競合との差異化を意識した自社の強みを明確にできる
      ・自社のリソースを徹底的に探索し、ニーズに立脚したソリューションを構想できる

      Step2

      社内外との合意形成

      ・顧客の関心事を押さえ、訴求力の高いプレゼンを展開することができる
      ・適切に関係者を巻き込み、共に最適なソリューションを創りこむことができる

      Step3

      仮説構築・問題解決

      ・筋の良い仮説を立て、根拠をもとに検証し、適切な結論を導くことができる
      ・問題の特定から問題箇所の特定、原因分析、解決策立案の問題解決の一連の流れを論理的にアウトプットできる

      Step0

      プログラムの組み合わせ例

      前頁に記載したスキルを全て学ぶ場合(フルバージョン)
      土台となるStep0に加え、Step1~3のプロセスを段階的に学ぶことを推奨する

      特にフォーカスしたいポイントに合わせて科目を厳選し、ボリュームを調整する場合(抜粋バージョン)
      顧客分析・課題の理解が特に難しいと考えている場合、ベースとなるStep0およびStep1で求められるスキル強化にフォーカスする

      研修のゴール

      フルバージョンの場合

      顧客のビジネスモデルの理解と環境分析を通じて経営・事業の課題の全体像を捉える視点を理解し、提案の切り口や対話に活かそうとしている

      顧客課題の解決に向け、自社の提供価値とソリューションの提供方法を考える思考プロセスを身に付けて、具体的な提案として言語化できる

      ソリューション提供の実行に向け、社内外を巻き込み、動かすための具体的なアクションができている

      抜粋バージョンの場合

      顧客のビジネスモデルの理解と環境分析を通じて経営・事業の課題の全体像を捉える視点を理解している

      顧客課題の深い理解に必要な思考プロセスを身に付けている

    4. 「管理職以上の、全社視点からの意思決定力強化」を目的とした場合

      現状の課題例

      日々の業務判断が自部門最適にとどまり、ヒト・モノ・カネといった経営資源を全社的な視点で捉える思考の枠組みが身に付いていない

      意思決定に際して定性・定量の両面から多角的に検討・検証するプロセスが不足しており、意思決定の納得性・一貫性が弱い。もしくは改善がしにくく、場当たり的な対処療法を取りがちである

      策定した方針や戦略を組織として実行に移すための計画立案・体制構築・進捗マネジメントが弱く、意思決定が現場の行動や成果につながりにくい

      変化する経営環境や中長期の視点を踏まえた課題設定ができず、組織をリードする立場としての視座や当事者意識が育ちきっていない

      求められるスキル・マインドセット

      経営視点から意思決定をするために必要なスキルは多岐にわたる。経営の定石(ヒト・モノ・カネ)の理解だけでなく、定石を活用するための思考力や、経営全体の総合的な理解が求められる

      経営視点から意思決定をするために必要なスキル

      プログラムの組み合わせ例

      前頁に記載したスキルを全て学ぶ場合(フルバージョン)
      思考・モノ・カネ・ヒトの領域を基礎から応用まで段階的に学び、経営スキルの統合と自身のリーダーとしての今後の課題を明らかにする

      特にフォーカスしたいポイントに合わせて科目を厳選し、ボリュームを調整する場合(抜粋バージョン)
      まずは経営を考える視点を身に付けたい場合は、基本の習得にフォーカスする

      研修のゴール

      フルバージョンの場合

      経営を考えるために必要な、ベースとなる思考力の強化とヒト・モノ・カネの基本的な視点を理解する

      経営視点から意思決定するための思考のプロセスを身に付ける

      経営環境を踏まえて、自身の目指すリーダーとして取り組むべき課題が明確になっている

      抜粋バージョンの場合

      経営を考えるために必要な、ベースとなる思考力の強化とヒト・モノ・カネの基本的な視点を理解する

      経営環境を踏まえて、自身の目指すリーダーとして取り組むべき課題が明確になっている

  3. 研修のプロフェッショナルであるコンサルタントが、企画からサポートします

    ここでご紹介した組み合わせ例は、あくまで様々な可能性を示すための一例です。「最適なプログラム」は、お客様の課題や育成対象となる方々の状況、育成期間などによって異なります。貴社にマッチしたプログラムを選定するのは、豊富な選択肢があるからこそ簡単ではありません。「具体的にどのプログラムを、どのように組み合わせるのが自社にとって最適なのだろう?」とお悩みの場合は、まずは一度、グロービスにご相談ください。
    グロービスは業界・業種を問わず年間約3,400社の企業様にサービスを提供しており、人・組織に関する豊富な知見を持っています。それらを基にコンサルタントから「こんなことが起きたりしていませんか?」「こんな観点からも考えてみましょう」といった投げかけをさせていただきながら、一緒に考えを深めていくことを目指します。意見交換の内容をもとに最適な研修プログラムをご提案し、企画から実施、その後の効果測定まで、一気通貫でサポートいたしますのでご安心ください。

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