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日本たばこ産業株式会社

研究職として創薬の成功確率を上げ、継続的に成果を出すリーダーになるために、ビジネススキルを磨く

日本たばこ産業株式会社
日本たばこ産業株式会社

医薬総合研究所 生物研究所 副所長 西宇 淳さん

受講科目:ミドル・マネジメント・プログラム(2021)

※部署・役職はインタビュー当時

まとめ
業種
  • 食品/農林/水産
受講科目
  • ミドル・マネジメント・プログラム(MMP)
受講形態
  • リアル
課題
  • 研究職でのキャリアが長く、ビジネスリテラシーに不安があった
  • 経験に基づいて戦略立案してきたが、最善の判断ができているのか疑問を抱くようになった
受講内容
  • カネの視点から会社の全体像を把握するなど、研究畑の自分には目から鱗が落ちるような学びを得られた
  • 講師の言葉「今の80%が、明後日の100%」がモチベーションを高め、背中を押してくれた
成果
  • 学んだ内容を活かして戦略立案することで、根拠を持った意思決定、自信ある判断ができるようになった
  • 学び続け、進化していくことの重要性を認識し、メンバーにも積極的に伝えるようになった

背景と課題

生物研究所の副所長として、戦略を考え、経営幹部と合意しながら研究を推進

当社の生物研究所の副所長として、大きく2つのミッションを担っています。

1つ目は、我々が開発している薬が、どのような患者様の、どの症状に貢献できるのかを明らかにする薬効薬理研究です。2つ目は、担当領域の研究テーマや、開発中である薬のパイプラインをマネジメントすることです。戦略を考え、経営幹部と合意しながら研究を進めています。

自分の判断は合理的・最善なのか。経験則での判断に疑問を感じるようになっていた

ずっと研究職のキャリアを歩んできたので、ビジネスにまつわるリテラシーが不足しているのではないかと感じていました。

これまで、どのような疾患に対する薬を研究・開発していくかの戦略は、自分の経験に基づいて立案してきたように思います。その一方で、自分がやっている仕事やさまざまな判断は、世の中でコンセンサスを得られているような合理的なものなのか。あるいは、自分は最善の判断ができているのかと疑問を抱くようになり、ビジネス書を読むことも増えていました。

ビジネスに正解はないものの、成功確率を上げるために外してはいけないポイントや、逆に成功から遠のいてしまう注意点があるのではないかと感じていたのです。

創薬は、時間も投資額も大きい一方、開発に失敗する確率が極めて高い、特殊なビジネスです。だからこそ、少しでも成功の確率が上げられれば、大きな成果を生み出せます。成功確率を上げるポイントを知らずに、経験に頼って責任ある仕事をするのは得策ではないと考えていました。

事前準備と受講内容

人財育成の担当者に紹介してもらい、GESを受講することに

人財育成の担当者から、グロービス・エグゼクティブ・スクール(GES)を紹介してもらったことがきっかけです。

研究員でマネジメントを担うメンバーがビジネスのスキルを磨き、より良い組織を作ってほしいとの期待があったようです。

私にとっては、本当にタイミングが良い話でした。ビジネススキルをつけることへの興味が湧いていたので、すぐに通学することを決めましたね。

不安もあったが、学ぶことへの楽しみが上回っていた

私はずっと研究職だったので、ビジネスの知識はほとんどありませんでした。

そのため、他の受講者とレベル感が違いすぎるのではないか、という漠然とした気持ちはありましたね。

しかしながら、ビジネスについて学びたかったタイミングでGESへ通学することになったので、不安より楽しみな気持ちが上回っていたように思います。予習や復習があるプログラムですので、上司や同僚は「大変だね」と声をかけてくれたのですが、その点についても大きな心配ごととは感じていませんでした。

資本調達や利益の株主還元など、目から鱗が落ちるような学びだった

印象に残っていることがいくつもあります。ひとつは、会社の全体像が理解できたことです。

資本を調達し、それを会社の資産に変えて事業を行い、生み出した利益を株主に還元していく。この基本的な構造が把握できたことは、研究の道を歩んできた自分には目から鱗が落ちるような思いでした。そして、我々は事業の役割のひとつとして、研究をやっているのだと理解できました。

「今の80%が、明後日の100%」。講師の一言がモチベーションを高め、背中を押してくれた

毎回のクラスで、講師の言葉や経験談から気づきを得る場面が多くありましたね。ひとつ挙げるなら、「今の80%が、明後日の100%」という言葉。80%でも60%でも、今やることに意義がある。スピード感が大切だという意味です。

我々の研究所長も方針としてアジリティをキーワードに掲げており、私も素早く柔軟に行動することは大切だと思っています。その傍ら、組織全体へアジリティの姿勢を浸透させる難しさも感じていたので、心に残ったのだと思います。こうした講師の一言は、私のモチベーションを上げ、背中を押してくれるものでした。

毎回のクラス後、ディスカッションボードに振り返りの投稿をする際にも、こうした印象に残った言葉も書いていましたね。記憶が新鮮なうちに、クラスが終わったらすぐに振り返り投稿を出すことも心がけていました。

成果と今後の展望

根拠を持って意思決定し、自分の判断に自身が持てるようになった

研究テーマを決めて戦略を立てる際、学んだことを特に活かせている実感があります。

戦略立案とは、外部と内部の環境を分析して、市場を細分化し、ターゲットを決めて戦っていくことだという考え方を強く意識するようになりました。

これまでも、無意識ながら戦略立案のプロセスに沿って考えていたのだと思います。GESで学んだことを当てはめて振り返ってみると、ある程度は理にかなった考え方をしていたのだと実感できました。スキルが身についた今は、根拠を持って意思決定をし、自分の判断に自信を持てるようになったと感じています。

学び続け、進化していく必要性をメンバーにも共有

また、GLOBIS 学び放題の動画からも、多くのことが得られました。動画のポイントをまとめたノートは8冊にもなり、今でも業務でヒントになりそうなことを探す際に見返しています。

学び続けることの重要性も、GESを通して感じました。ビジネスは変化し続けるものですし、我々が手がける創薬の分野は開発期間が長い一方、テクノロジーはものすごいスピードで進化しています。常に最新技術をウォッチして、必要なものを取り入れていなければ、あっという間に取り残される世界です。

こうした環境においては、我々も変わり続けなければなりません。そのためには学び続け、進化していく必要があると思うのです。最近では、一緒に仕事をしているメンバーにもこうした考えを積極的に伝えています。

MMPとEMPで迷っているのなら、MMPからスタートすることをおすすめしたい

なお、私の役職ですと、ミドル・マネジメント・プログラム(MMP)とエグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)の2つの選択肢がありましたが、MMPを選んで良かったと思っています。

ビジネスのリテラシーを上げたいという自分の思いに合致していたこともありますし、ビジネスや会社の成り立ちを一通りしっかり学べたので、多くの場面で役に立っているのです。もし、MMPとEMPで迷われている方がいたら、私はMMPからスタートすることをおすすめしたいと思います。

一度ではなく、継続的に成果を挙げ続けられるリーダーになるために学び続けたい

成果を挙げ続けられるリーダーになりたいと考えています。1度ではなく継続的に成果を挙げ続けるには、やはり人財育成だと思うんです。

私の後継者は、私よりも優秀であってほしい思いもあり、最近はメンバーが新しい挑戦をする機会を意図的に増やしています。

挑戦すれば、何らかの壁にぶつかるでしょう。それを乗り越えることでさらに成長できると思っています。実は挑戦して成長するという点も、GLOBIS 学び放題の動画にあった、グロービス代表の堀さんの言葉からヒントを得ました。

また、継続的に成果を出す組織にするには、戦略や人財採用の面でもブラッシュアップが必要だと考えています。目的はぶらさずに、方法はアジャイルにいろいろと試しながら実行していきたいですね。自分自身もメンバーも、挑戦の場に身を置いて、たゆまなく学び続けたいと思います。