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株式会社みずほ銀行

ユニークな経歴をもつ自分ならではのリーダー像を発見。強みを生かし、社内外のメンバー240名が参加するプロジェクトで「女性リーダー育成プログラム」の学びを実践

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株式会社みずほ銀行 イノベーション企業支援部 IT・デジタルグロースチーム 調査役 林 光さん

受講科目:女性リーダー育成プログラム2024

※部署・役職はインタビュー当時

まとめ
業種
  • 金融
受講科目
  • 女性リーダー育成プログラム(WLP)
受講形態
  • オンライン
課題
  • 行内ではユニークなキャリアをもつ自分が、どのようなリーダーになれるのかを模索したかった
  • 他部門も含めたメンバーの巻き込み方についても学びたかった
受講内容
  • 講師の話は、今まさに自分が悩んでいることに通じる貴重な話であり、多くのヒントを得られた
  • お互いのキャリアや悩みごとを語り合って共感することもあれば、異業種ならではの意見には刺激を受けた
成果
  • 後輩とのコミュニケーションや社外プロジェクトでGESの学びを実践している
  • メンバーの力を引き出し、チーム全体で成果を出すことができるリーダーになりたい

背景と課題

メガバンクへキャリア採用で入社し、スタートアップ支援を行う

みずほ銀行には、2021年にキャリア採用で入社しました。大学院でバイオ分野の研究職をした後、コンサルティングファームでの勤務を経て、現在はAI(人工知能)やバイオ分野で優れた技術をもつスタートアップ企業への支援をしています。営業店の担当者と一緒にお客様を訪問し、事業戦略のディスカッションや資金調達のお手伝いをする業務です。


組織内ではユニークな経歴をもつ自分ならではのリーダー像を模索したかった

GES(グロービス・エグゼクティブ・スクール)を受講したのは、当行の人事部による人材育成施策がきっかけです。この施策ではGESへの参加希望者をみずほフィナンシャルグループ横断で募集しており、受講動機のエッセイを提出した後、人事部に選出された社員が受講できることになっています。私は昨年も受講を希望したものの残念ながら選出されず、今回、再度トライして受講できることになりました。


いくつかあるGESのプログラムの中で、女性リーダー育成プログラムを受講しようと思ったのは、自分ならではのリーダー像を模索したかったからです。


当行の組織を見渡すと、上位職はプロパーの男性が多い一方、私は中途入社、女性、そして理系出身というマイノリティの要素がいくつも重なっていることを感じていました。自分と同じような経歴をもつ先輩が身近に少ないため、「リーダー」というと男性的なイメージもあったのです。


GES受講をきっかけに、ユニークなキャリアを歩んでいる私が本当にリーダーになれるのか、そしてどのようなリーダーになりたいのかを考え、自分らしいリーダー像を見つけたいと思っていました。


また、当時は部門横断のプロジェクトに参画しており、他部門のメンバーの巻き込み方についてもGES受講からヒントを得たいと考えていました。

事前準備と受講内容

オンライン上でメンバーと交流しながら、集中して学べた

女性リーダー育成プログラムは、私が受講するタイミングではオンラインクラスのみ開講しており、必然的にオンラインを選びました。受講前に不安に思っていたことは、オンラインで最後まで集中して学べるだろうか、という点です。オンライン会議やeラーニング学習の経験はあったものの、一定期間をかけてオンラインで議論をしながら学ぶのは初めてのことでした。


しかしながら、クラスが始まってみると、オンラインでも想像以上に他のメンバーとコミュニケーションできたことに驚きました。毎回のクラスでは少人数でのグループワークが多くありましたし、メンバー同士が深く交流できるよう、クラスが始まる前に雑談する時間を設けるなどの工夫もしていただいたのです。こうしたクラス進行のおかげで集中して議論に参加することができ、受講前の不安が払拭されました。

自分の悩みを払拭するヒントを多く得られた講師陣の話

GESで印象に残っているのは、講師の方々から、学ぶ内容に関連した自身の経験やノウハウをたくさん共有いただいたことです。私が今まさに悩んでいることに通じる貴重な話が多くあり、講師陣もかつては私と同じような悩みを抱え、それを乗り越えてきたのだろうと感じました。


中でも印象に残っているのは、「リーダーは生まれながらの素質ではなく、訓練すれば誰でもリーダーになれる」という教えです。それまでの私は、先天的にリーダー気質がある人が組織を率いることに向いているのだろう、と漠然と思っていたので、まさに目から鱗でした。そして、行内ではマイノリティであり、本当にリーダーになれるのかと不安に思っていた私にとっては、「自分もリーダーを目指していいのだ」という希望がもてる言葉でもありました。


ケースの内容に共感しながら、没頭して学ぶことができた

毎回のクラスで扱うケースも、共感できるポイントが多くあるものばかりでした。ケースを読んでいて「私も同じ行動をしてしまったことがあるな」と予習段階から過去の自分を振り返ることもあり、自然と学びに没頭できました。


また、クラスでは同じ悩みを共有できる仲間と多く出会うことができました。グループワークやクラスの前後に、お互いのキャリアや悩みごとを語り合って共感することもあれば、業界や職種が違うと意見が異なる点もあり、多くの刺激を受けました。

成果と今後の展望

後輩とのコミュニケーションや社外プロジェクトにおいて、GESでの学びを実践中

受講後に新年度を迎え、部門内に後輩が増えました。GESでの学びを参考にしながら後輩とコミュニケーションをとっています。接するメンバー一人ひとりに対して、どのような経験があり何を知っているのか、逆にまだ経験していないことは何か、といったことを考え、相手を把握したうえでゴールを共有し、仕事を割り振ることを実践しています。


スタートアップ企業のお客様と接する際は、いただいたご依頼に対して自分ひとりで解決しようとせず、関係者を巻き込んでチームの力で最善を尽くすことを意識しています。


また、この春から、社内外のメンバー240名が参加するプロジェクトで活動しています。その中で私は幹事団の役割を担っており、大勢のメンバーを巻き込み、プロジェクトを成功に導くために奮闘しているところです。このプロジェクトもGESでの学びを実践できる場なので、得られたことを存分に生かして成果を出したいと考えています。


メンバーの力を引き出し、成果を出せるリーダーになっていきたい

自分らしいリーダー像は引き続き模索中ですが、GESの受講を終えた今は、メンバーの強みを理解し、個々の力を最大限引き出して、チームとして成果を出せるリーダーになりたいと思うようになりました。


そのために、今後は組織について学ぶことに興味をもっています。状況に応じた最適な組織づくりや、一体感を醸成して価値を生み出すための運営などについて、知見を深めたいと考えています。