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グローバルでオンライン研修を企画する方法を徹底解説|メリットや企画プロセスがすぐ分かる

多国間の拠点の人材を集めて行う研修を、本記事ではグローバル研修と呼びます。グローバル研修は以下の観点から、オンライン研修との相性が良いと考えられます。

  • 会場・宿泊場所の手配が不要であり、育成担当者の負担が小さい
  • 各拠点にいる人材が移動しなくてよいため、移動のための金銭的・時間的コストを最小限に抑えられる

この記事を最後まで読むと、グローバルでオンライン研修を企画・実施する際の難所やメリットを理解でき、自社で実施する際に検討すべきことが分かります。自社のグローバル人材育成を推進するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

執筆者プロフィール
グロービス コーポレート ソリューション | GCS |
グロービス コーポレート ソリューション | GCS

グロービスではクライアント企業とともに、世の中の変化に対応できる経営人材を数多く育成し、社会の創造と変革を実現することを目指しています。

多くのクライアント企業との協働を通じて、新しいサービスを創り出し、品質の向上に努め、経営人材育成の課題を共に解決するパートナーとして最適なサービスをご提供してまいります。


監修者プロフィール
中島 淑雄 | Nakashima Hideo
中島 淑雄

グロービス・インターナショナル・エデュケーション部門にて、国内外のグローバル企業の人材育成コンサルティング(全社/事業のグローバル経営リーダー、海外拠点リーダー等)に携わる。また、グロービスのファカルティ・メンバーとして、経営戦略やテクノベート・ストラテジー等のクラス開発や講師に従事。共著に『MBAマネジメント・ブックⅡ』『[新版]MBA経営戦略』。


グローバル研修をオンラインで行う際の難所とアプローチ

国内人材の研修のみならず、海外人材も対象としたグローバル研修に関しても、この2年間で急速にオンライン化が進んでいます。研修参加のための移動・宿泊等が不要となり、開催へのハードルが低くなったこと等が要因です。つまり、オンライン化によりグローバル人材研修は実施しやすくなったと言えます。しかしながら、オンラインならではの難しさがあり、企画・実行が進まない、あるいは実施しても思うようにいかない、というお悩みを聞くケースは少なくありません。

時差への対応や言語の問題など、企画段階で直面する課題に対しては、アジアや欧州、アメリカなどタイムゾーンごとに研修グループを分けたり、録画や反転学習(事前に予習をしてから、クラスに参加し、議論する学習スタイル)、同時通訳機能を活用したりするなど、各社対応を進めています。しかし、実施に向けて具体的に詰めていく、あるいは実際にプログラムを進めて行く中で、以下の課題に直面することが多いです。

・胸襟を開いたディスカッションをどう促していくのか

・非日常の刺激をどう与えていくのか

我々の経験から言えることは、これらの難所に対し工夫をすることで、オンサイトと同等、あるいはオンラインならではの良さを活かした研修プログラムを実施できると考えています。以下では、その工夫について解説をしていきます。

1、胸襟を開いたディスカッション

国内・海外に限らず、オンラインでは受講者同士の信頼関係を作るのが難しく、胸襟を開く議論は難しいのではないか?とよく質問を頂きます。とりわけ海外人材を対象としたグローバル研修では、お互いが完全に初対面であることに加え、文化や経験等のバックグラウンド等の違いもあるため、難しさが増しやすいのは事実です。では、オンライン環境で、互いの信頼関係を構築するポイントはどこにあるのでしょうか?

我々の経験では、その鍵の一つとして、互いの心理的安全性の構築があると考えます。では、どうやって心理的安全性を構築できるのでしょうか?多くのアプローチが考えられますが、私自身が実際に行い、成果を挙げたポイントとして、以下の点が挙げられます。

・互いの違いを可視化し、理解する(異文化によるコミュニケーションスタイルの違い等)

・互いの価値観や志にまで踏み込んで、相手への関心、相互理解を深める

・チャット等を活用し、発信や相手へのリアクションの機会を増やす

一例をご紹介すると、ある大手商社では、グローバル研修初日に異文化度合いを可視化するアセスメントツールを使いながら、互いのコミュニケーションスタイルの違い、自分自身の特徴への認識を深めました。さらに、多様性を活かすことの大切さ、必要な心構えについても考えます。

これらにより、セッションでは相手への配慮や理解が促され、議論がスムーズに立ち上がりやすくなりました。さらに、初日の後半では、個人の大切にしたい価値観を実際の経験(エピソード)を踏まえて共有し、共感し、コメントし合うことで、心理的な距離が縮まりました。その上で、共通して大切にしているものは何か?組織で共有される価値観は何か?を議論し、言語化することで、組織としての一体感も感じました。

以上のような取り組みを通じて、この場(=コミュニティ)は互いのコミュニケーションスタイルが尊重される場であること、自分の内面をさらけ出してもよいこと、というコミュニティへの心理的安全性が醸成されます。こうして、その後のセッションでは胸襟を開いたディスカッションが促進され、学習効果が高まりました。

ご参考:オンライン研修の4つのメリット

2、非日常の刺激を与える

研修の目的によって、普段とは異なる非日常の場でプログラムを実施することが有効な場合があります。例えば、日本国内の課題先進地域(例:過疎化・高齢化が進む地域)を訪れ、課題の現実に触れ、自社は何ができるか?を考える。さらに現地で課題解決に取り組むリーダーと直接対話をする。あるいは、海外に足を運び、現地の消費者の購買行動や生活スタイルを体感・観察する、といった取り組みです。これらは現実体験だからこそ実現できることで、オンラインでは難しいと考える方も多いのではないでしょうか。

当然、現実体験は五感で感じる側面もあるため、オンラインですべてを代替できません。しかしながら、我々は工夫次第でオンラインでも「非日常の体験」を創り出すことができると考えます。

例えば、ある大手消費財メーカーのグローバル研修では、中国の若い消費者やインフルエンサーの購買行動や生活スタイルを理解するため、現地のパートナー企業とコラボし、現地の消費者の行動観察やインフルエンサーのインタビュー動画を作成しました。受講者は動画を視聴し、主体的に解釈し、中国で今何が起こっているのか?消費財市場は将来どう変わるのか?を考え、オンラインで現地のパートナー企業のコンサルタントや動画にも登場したインフルエンサーと議論をしました。受講者にとっての学びは当然ながら、我々自身もオンラインでも海外のリアリティに触れる場が作れるのだという、貴重なノウハウを得ることができました。

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オンライン研修でグローバル人材育成を行うメリット

オンライン研修について考えるとき、つい「オンサイトと比較したときのデメリットや難しさ」に目が行きがちですが、それだけでよいのでしょうか?実はグローバル研修においては、オンラインだからこそ実現できるメリットがあるのです。

1. より多くの人に、公平な学びの機会を提供できる

企業・受講者の観点からは、オンラインを通じて、世界中の従業員へ学習・成長機会の提供が可能となります。また、移動や時間が効率化でき、受講者間同士で集まることも、より気軽にできるようになります。

2. 社内のステークホルダーを巻き込みやすくなる

まず、国内の本社役員や海外拠点のトップマネジメントなどを巻き込みやすくなります。受講者にとっては大きな刺激となるでしょう。また、海外拠点の人事担当や受講者の上長等、海外のステークホルダーを巻き込んだ育成施策の立案やインターナルマーケティングの強化等がしやすくなります。関係者に研修をオブザーブしてもらうことで、より理解が深まり、協力を得られる可能性を高めることができます。

例えば、ある建設関係の企業では、各国の日本人駐在員の方が、自拠点のリーダー候補(ローカルの方)の方々が参加しているプログラムをオブザーブし、その後の実務におけるフォローアップに活かしています。

3. 多様なコンテンツ/講師にアクセスすることができる

プログラム設計の観点からは、世界から講師や講演者、パートナー企業を巻き込むことができるため、学習機会の幅が広がります。グロービスの研修プログラムや大学院でも、スペインやオーストラリア、シンガポール、香港など、各国・地域のビジネススクールの教授やプロフェッショナルがオンラインでセッションを行う機会が増えています。

4. オンラインならではのファンクションを有効活用できる

例えばZoomでは、録画機能、チャット機能、英語のリアルタイム文字起こしなど、手軽に使えるファンクションを活かすことができます。

セッションが手軽に録画・配信できることで、欠席者へのフォローやお互いのディスカッションの様子の観察など、様々な手法で使うことができます。

チャット機能は、オンサイトの場では難しい、それぞれの意見やそれらに対する他者・他チームの質問やフィードバックを、瞬時に可視化し共有することを可能にします。グローバル研修は英語で行うことが多いですが、話すのは苦手でも、読み書きが比較的得意という方は、チャット機能を使うことで発言や質問の回数が増えます。

英語のリアルタイム文字起こしも、100%の精度ではありませんが、英語を聞き取るのが苦手な方にとっては、心強いファンクションであるかと思います。

これらは一例ですが、目的に応じて、オンラインの多様なファンクションを、適切なタイミングで使用することで、オンラインだからこそ実現できるメリットがあります。

ご参考:オンライン研修の4つのメリット

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。本コラムに目を通して頂いた皆様の多くは、グローバル人材育成に携わられている、あるいはご関心がある方が多いと思います。

オンラインの難しさをどう克服していくべきか?オンラインならではのメリットをいかに活用していくべきか?皆様が、世界中の従業員に対して、成長機会の場を創っていく一助となれば嬉しく存じます。

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「オンライン×グローバル研修」の事例

「定石」とされる道から新たな道を築くには、何かしらのきっかけが必要ではないでしょうか。これまで組織開発・人材育成における研修の定石を築いてきたグロービスは、コロナ禍で多くの研修をオンライン化しましたが、振り返るとそれは、リアルの単なる代替に留まらず、リアル・オンラインを越えた新たな価値を模索するきっかけとなっていました。

ここでは、グロービス コンサルタント 本田龍輔が、大手住宅メーカーのグローバル案件のオンライン化の中で、設計の在り方やコンサルタントの価値を捉え直しながら、学びの最大化を問うた軌跡をお届けいたします。



ー 5か国から受講者が集う本グローバル研修。 目的は、個々人のリーダーとしての能力開発と、担当エリアを越えて互いに磨き合う関係性構築だった。

グローバル案件のオンライン化に伴い、まず検討すべき問題は「時差」だった。グローバルで活躍する受講者全員が同じタイミングで実施することは、現実的に不可能だったため、1日を複数グループに分けて実施するスタイルに変更した。

しかしこの変更は、個人あたりの学習時間の減少につながる。その中で、研修目的の ”個人の能力開発”、そして、”関係性構築” という、2つを達成するという大きなチャレンジに向け、本田は再設計を進めた。

暗黙の前提「全員が同じ時間に同じ空間に集まる」ことを、ゼロから問い直す

ーー初回は、全員が集まり演習の意義を確認し温度感を揃えながらの進行を予定していた。 しかし本田は、その必要性を疑い、全員が集まるのではなく「グループ単位×講師」のセットで再設計することを決めた。前提を覆すこの設計に当初不安もあったが、「結果として、その場で皆が集まってやるべきこと・やらなくてもいいことを問い直すきっかけとなった」、と本田は言う。

本田:
通常は、複数グループを順次講師が見回り、議論内容を全体にも共有するという流れです。今回グループ単位で実施したことで、これまで以上に講師がグループ議論をしっかり見守り、必要なタイミングで必要なファシリテーションを行うことが可能となりました。これは、まだ議論に慣れていない初回において、非常に効果の高い方法でした。

ーー但し、グループ単位で実施したことで、他グループの議論展開が見えないというデメリットも生じる。この問題にはどのように向き合ったのだろうか?

本田:
これには、研修の事前・事後課題を充実させることで対応しました。具体的には、他グループのセッション動画を事後視聴し、その感想や意見をメーリングリスト(ML)上で共有する、という課題を追加しました。他メンバーの意見に触れる機会をしっかり設け、また、半減した研修時間の学びの補完にも繋げることができました。

ーーそして、事後の議論共有を理解しやすくするために、事前課題の段階で、クラス全体の共通フォーマットを用意することで、思考のベースを揃えた。

本田:
共通フォーマットの準備は、今回初めて行ないましたが、リアル研修においても、目的次第ではとても有効だと考えています。というのも、フォーマットが揃っているので、お互いの分析内容・考えを、共通認識のもとに実施することが出来るからです。結果、単純な時間短縮だけでなく、議論の質も高めることになったと感じています。

ご参考:オンライン研修とリアル研修の違い一覧

オンライン上の「自己開示 × 相互対話」で関係性構築を実現する

ーー時間的制約の中で、研修の枠内で実施が難しくなったコンテンツの一部は、インターバルを活用し、受講者のみのオンラインでのグループ活動に変更した。実施したのは、研修の狙いでもある相互理解を深める上で重要な「価値観の共有」だ。

本田:
自主グループ活動に変更したため、当日は講師もコンサルタントも介在しません。そのため、私からは、実施目的や進め方の留意点を伝え、全員で目線を揃えるようなメッセージ出しを行いました。そして、他グループメンバーも理解する仕掛けとして、実施後に、それぞれのグループでの対話の振り返りを、MLに共有してもらいました。

正直、リアルで膝を突き合わせないと胸襟を開くことは難しいのではと懸念していましたが、受講者の振り返りコメントは、リアル以上に詳細で熱い内容でした。そこから、「リアルでないと関係構築出来ない」という感覚は、自分の単なるバイアスなのかもしれないと考えるようになりました。

そもそもリアルの場で、大人数を相手に自己開示することは、ハードルが高いものです。そのため、今回のグループという小規模な場が、自己開示に適した環境になったのだと思います。

ーー本来、リアルの場で講師のファシリテーション前提で実施するワークを、オンライン上で受講者だけで深めることが出来たことから、本田は新たな可能性を感じていた。

~こうした設計の工夫の中、自社課題の題材は、コロナ禍において重要性が増したシナリオプランニングだ。

予想できない難しさの中で、受講者の学習効果を高めるために、コンサルタントはどう動き、その存在に価値を生んだか。

ご参考:オンライン研修を開催する手順

受講者に適した情報のシャワーをギフトする

ーー10年後の未来をあらゆる角度から予測し、戦略ビジョンを考察するシナリオプランニングを実施した6月は、日々状況が変化する混乱の最中だった。

本田:
受講者の方々は、未来からバックキャスティングで考えることに馴染みのない方も多いことが予想されました。

そこでまずは、参加者が視野を広げながら、情報を摑みに行ける土俵をご用意することに努めました。具体的には、例えば『2052 今後40年のグローバル予測』をはじめとする、各産業や技術の未来予測に関する5冊の参考書籍を参加者に提示しました。

他にも、各省庁やシンクタンクのレポートなどを10本程、「グロ―ビス学び放題」からも関連動画15本程と、合計30以上の素材を提供しました。ちょっと多いかなとも思いましたが、しっかり学んでもらうことを重視し、これに加えてCOVID-19の影響を分析するレポートも追加的にご案内しました(笑)

ーーこれらの情報は、グロービス社内に蓄積されている膨大なデータベースから、顧客に合わせてコンサルタントが独自で準備している。この準備過程で、本田自身もまた、理解を深めていった。

タイムリーな情報共有は、リアル以上にオンラインの方が容易、かつ効果的

ーーその上で、シナリオプランニングのセッションは、受講者に大胆な仮説を持って発想を広げながら、未来への洞察を深めていくことを目的としている。議論中、講師によって全体の構造整理を行うが、セッション特性上、あらゆる角度で意見が飛び交うため、受講者は結論に至るまでのプロセスを見失いやすい。

本田:
そこで、コンサルタント側で、チャット機能を用いて受講者の発言を、即時記録しタイムリーに共有していきました。受講者は一通り意見を発散した上で、休憩時間などにチャット記録を再度見返すことで、意見交換の文脈や、発言者、言葉のニュアンスなども含め、順序立てて落とし込んでいただきました。

オンライン特性を活かし、講師とコンサルタント双方で役割分担をすることで、受講者が迷わないよう、整理していくことが出来ました

ご参考:オンライン研修の4つのメリット

意図をもった情報提供で、受講者を刺激する

ーー即時共有に関連し、もう一つ。 本田は、オンラインならではのコンサルタントの介在価値を発揮した。

本田:
受講者の事前課題は、私も予め目を通しているので、「当日こういう話題が出そうだな」ということをある程度予測して当日を迎えます。そのため、受講者の思考を広げるために必要な記事を検索しておいたりします。

今回で言えば、「3Dプリンターによる建築技術の進化」という議題が挙がった際、「一般化まではまだ時間がかかるのではないか」という意見も挙がっていました。

そこで私からチャットで、関連記事リンクを共有し、「既に起きている現実ですよ。その前提で考えてみましょう」と暗に伝えることで、もう一段踏み込んだ議論展開に貢献できたのではと思っています。

ーーリアル研修では、コンサルタントは教室の後方から受講者の様子や発言を記録し、主に休憩時間や研修後に、講師とチューニングするため、研修中の即時介入はなかなか難しい。しかし本田は、オンラインでのコンサルタントの在り方を問い直し、受講者にも目に見える形ですぐに還元出来るよう工夫したことで、新たな価値を生み出した。

実現したいことに真正面から挑むことで、学習体験を再設計する

ーー今回、グローバル案件の、非同期かつオンラインへの設計変更の中で、気づかされたことが多々あった。同期/非同期、リアル/オンライン、どちらかではない。それぞれに良さがある。

あらゆる可能性を考え、価値提供の在り方をゼロから問い直し、学習体験を再構築していくことが、新しい時代に必要だということを、考えるきっかけとなった。

本田:
本案件は今後も継続してオンライン実施することが決定しているため、設計のアップデートの挑戦が続きます。

大事にしたいことは、実施形態に関わらず受講者の学びを最大化することです。そのためには、リアル研修を単純にオンラインに置き換えるのではなく、我々が提供してきた価値を見つめ直し、非同期型で行うべきもの、同期型で行うべきものをゼロベースで考えることだと思います。

その中でコンサルタントとしてどんな価値が提供できるのか、今までのやり方に拘らず、自身に問い続けていきます。


以下のバナーからは、グロービスが提供したオンライン研修の事例資料をダウンロードいただけます。ぜひダウンロードいただき、貴社の研修企画にお役立てください。

図1:5つのブレンディッドラーニングモデル

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まとめ

いかがでしたか?オンラインで行うグローバル研修の概要を把握し、自社で実施する際のポイントをイメージできるようになったかと思います。最後にこの記事の要点を振り返ってみましょう。

■グローバル研修をオンラインで行う際の、難所とメリットは下記のとおり

【グローバル研修をオンラインで行う際の難所】
  • ①胸襟を開いたディスカッションを促しづらい
  • ②非日常の刺激を与え辛い
【難所に対するアプローチ方法】
  • ①互いの心理的安全性の構築を徹底する
  • ②動画やインタビューなど、オンラインでも可能な「リアルに振れる場」を用意する

■グローバル研修をオンラインで行う際のメリットは次のとおり

  • ①より多くの人に、公平な学びの機会を提供できる
  • ②社内のステークホルダーを巻き込みやすくなる
  • ③多様なコンテンツ/講師にアクセスすることができる
  • ④オンラインならではのファンクションを有効活用できる

グローバル研修をオンラインで実施することで、多様な学びの機会を多くの方へ提供できるため、自社のD&Iの促進にもつながります。グロービスではグローバル研修をオンラインで企画・実施する際のサポートをしていますので、お気軽にお問い合わせください。

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