学長挨拶

社会にダイナミズムを起こす「創造と変革の志士」を輩出する

自らの使命感に従って経営大学院を開学

27才でハーバード・ビジネス・スクールに留学をして、最も衝撃を受けたのはその教育方法でした。具体的な事業の事例が書かれたケースを元に経営環境を分析しながら、「あなたはどう考えるのか」と徹底的に問われ、正解のない世界の中に最善の解を出すことを訓練していきます。常に主語は「自分」で、最後にその問いは、「自分は何をするために生まれてきたのか」という自らの生き方への問いかけにつながりました。そして、たどり着いたのが、「社会が必要とするヒト、カネ、チエのビジネスインフラを創り、そこから生まれる『創造と変革』を通じて、より良い社会に変えていく」という志です。その想いと使命感に従って1992年にグロービス・マネジメント・スクールを開校しました。
たった一つのマーケティングのクラスから始まったこのスクールは、今や国内最大規模のマネジメント養成機関に成長しました。この伝統と実績を受け継いで2006年に開学したのがグロービス経営大学院です。

経営学を教えるのではなく、経営者を育成する

グロービス経営大学院のMBAプログラムの特徴は、その実践性と志の醸成にあります。延べ2000社以上に提供してきた企業研修、400億円のファンドを運営するベンチャーキャピタル、累計発行部数130万部超の「MBAシリーズ」の編集といったグロービス・グループの経営の現場から得た知見と経験を、大学院のMBAプログラムに最大限に取り入れています。学びの場とビジネスの現場の距離感を縮めて、経営者として必要なスキルと志を鍛える。グロービス経営大学院は、経営学を教える学校ではなく、経営者を育成する場なのです。

「世の中を変えたい」と本気で思う学生に集って欲しい

私が担当する「企業家リーダーシップ」の授業では、現代の企業家や歴史上の変革者を題材に、自らが実際に創造と変革の舞台に立ったときにどのように意思決定するか、を考え抜くことで、リーダーとしての気づきを得ることを目的としています。リーダーは時にはリスクを負うことも必要です。自らの能力を開発し、リスクを恐れずに社会に創造と変革を起こすために果敢に挑戦する、さらに「世の中を変えたい」と本気で考え、よりよい社会を創造したいという願望をもった元気な学生に集っていただきたいと思います。

アジアNo.1のビジネススクールを目指して

グロービス経営大学院は、アジアNo.1のビジネススクールを目指しています。日本でNo.1になったとしても世界では認知されません。アジアでNo.1になることで、はじめて世界中にグロービスのMBAが知れ渡り、そのことが卒業生が世界で活動する際の後押しになるでしょう。これは創生期にグロービスを学びの場として選んでくれた方々に対するグロービスの責務だと考えています。グロービスはこれからも最高の学びの場を提供するために日々努力を重ねていきます。自らの能力を開発し、よきネットワークを作り、志を醸成していきながら、創造と変革の志士として社会に貢献しようとする方々にお目にかかれるのを楽しみにしています。
プロフィール
堀 義人 | Yoshito Hori
グロービス経営大学院 学長 グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
ハーバード大学経営大学院修了(MBA)。住友商事(株)を経て、(株)グロービスを設立。
YEO(現EO)日本初代会長、YEOアジア初代代表、世界経済フォーラム(WEF)主催New Asian Leaders日本
代表等歴任、現在、経済同友会幹事。
著書「創造と変革の志士たちへ」(PHP研究所)、「人生の座標軸」(講談社)、「吾人の任務」(東洋経済新報社)等。


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