多様な関係者を巻き込み大きな目標を達成する
周囲を巻き込む技術である「パワーと影響力」を体系的に学べます。組織のフラット化や専門性の高まりにより、上司であっても部下の知識に頼らざるを得ない場面、組織を跨ぐプロジェクトが常態化した現代では、相手や状況に応じて、相手を動かす手段の意識的な選択が重要です。人を動かしうる各種パワーや心理的メカニズム、人を動かすためのステップを習得した後、上司や他部署の相手といった権限が及ばない状況で戦略的に人を動かす術を身につけます。学んだ知識を、AIとのロールプレイで実践を繰り返すことで、実務で使える力へと磨き上げることができます。
科目の構成
学びのストーリー
大都市圏を中心に自然派のインテリアや服飾、雑貨を展開する「ウッドマーク社」。業務改革部の新任課長である「あなた」は、同じタイミングで課長になったマーケティング部の藤本早紀さん、人事部の丸山さんと共に、初めてのマネジメント経験から生まれた課題に向き合い、その難しさや面白さを学びます。
様々な部署の登場人物と共に、
リアルなビジネス課題の解決に挑む
パワーと影響力の要諦を学んだ後、実務で人を動かす際に直面しがちな状況(ベテラン社員の抵抗や上司が提案を認めてくれない等)のロールプレイ演習に当事者として取り組むことで、得た知識の実践力を高めることができます。

第1章 パワーと影響力の全体像と、パワー
1章では、パワーと影響力を学ぶ意義を押さえた後、人々を動かすための潜在的な能力である「パワー」について学びます。役職などの「公式の力」だけでなく、専門性などの「個人の力」、人脈などの「関係性の力」を理解し、状況に応じてそれらを使い分ける視点を養います。
- パワーと影響力を学ぶ意義
- 公式の力
- 個人の力
- 関係性の力
- 相手の視点での有効なパワーの選択
- 公式の力を行使する以前の信頼関係構築
ロールプレイの設定(ファースト)
「現場には現場のやり方がある」と業務標準化に抵抗するベテランの山本さんに困る経営企画部課長の緒方さんが相談に来ました。課長命令という権限を使わせずに、山本さんの懸念に耳を傾け、対話で信頼関係を築くよう、諭すことができますか?
ロールプレイの設定(セカンド)
「営業の現場を知らないくせに」と反発され、若手の営業メンバーと冷戦状態にある営業部の主任の坂上さん。上から目線の指示出しを止めさせメンバーの困りごとを聞き出すなど、対話で信頼関係を築くよう、諭すことができますか?
第2章 影響力
2章では、人が他者の働きかけにより動く仕組みを押さえた後、パワーを背景として人々を動かす実際の行為である「影響力」を学びます。社会心理学に基づいたアプローチを理解し、相手を動かすための引き出しを増やします。
- 人が他者の働きかけにより動く仕組み
- 返報性
- 社会的証明
- 好意
- 権威
- 希少性
- コミットメントと一貫性
ロールプレイの設定(ファースト)
「今のシステムで十分」とシステム刷新を拒む長谷川さん。うわべの説得では動かない彼に対し、影響力を駆使して協力を引き出せますか?
ロールプレイの設定(セカンド)
「マーケティングはアート」とOKR制度の導入を拒絶するマーケティング部の浅野さん。数字で縛られることを拒否する彼に対し、影響力を駆使して協力を引き出せますか?
第3章 人を動かすステップ
3章では、人や組織を効果的に動かすためのステップを学びます。ありたい姿を描き、相互の依存関係を分析し、適切なスタンスとアプローチを設計してから実行に移すプロセスを習得します。
- ありたい姿を描く
- 相互依存関係の分析
- 基本スタンスと具体的アプローチの決定
- 実行と振り返り
ロールプレイの設定(ファースト)
老朽化したシステムの改修には、多忙なベテランのエンジニア・中野さんの知識が不可欠。彼との依存関係を分析し、システム改修に協力を仰ぐための対話を行えますか?
ロールプレイの設定(セカンド)
既存顧客との関係維持と新規開拓の推進の両立という営業改革には、トップ営業の鴨川さんの協力が不可欠。彼女との依存関係を分析し、データ活用した営業改革に協力を仰ぐための対話を行えますか?
第4章 上司を動かす
4章では、自分の上司を動かす「ボス・マネジメント」を学びます。上司の目標やプレッシャー、強み・弱みを深く理解した上で、補完関係を築き、組織としての成果を最大化するための関わり方を身につけます。
- 上司の状況把握
- 信頼残高の蓄積
- フォロワーシップの発揮
- 上司への影響力行使
ロールプレイの設定(ファースト)
上司の丸山課長に新ツール導入を提案するも、「業務フローの改善が先だ」と慎重な姿勢を崩さない。彼が抱える不安やプレッシャーを理解し、安心材料を提供して上司を動かせますか?
ロールプレイの設定(セカンド)
上司の緒方課長にAIスキルについての外部研修参加費用を認めてくれるよう打診するも、「研修費40万は高い」と言われてしまった。単なる学習で終わるのではなく、そのスキルは上司の課題をどう解決するか、また、チームへどう貢献できるか?を説明し、上司を動かせますか?
第5章 他組織のメンバーを動かす
5章では、指揮命令系統にない他部署のメンバーを動かす方法を学びます。相手が所属する組織を深く理解し、共通のゴールを提示したり、第三者の協力を仰ぐなどして、部門の壁を越えた協力を引き出します。
- 相手が所属する組織の理解
- 共感できるビジョンの提示
- 第三者の協力の獲得
- 他組織の相手への影響力行使
ロールプレイの設定(ファースト)
営業支援システムの統合に非協力的な営業部の主任の坂上さん。坂上を間接的に動かすために、営業部の課長・高橋にアプローチすることにした。こちらの都合ばかりを押し付けず、このシステム統合が営業部にどう貢献するかを明確に語り、高橋課長を動かせますか?
ロールプレイの設定(セカンド)
新商品のプロモーションについて、マーケティング部の市原さんの作業が遅延。市原を間接的に動かすために、マーケティング部の課長・早紀にアプローチすることにした。こちらの都合ばかりを押し付けず、この新商品プロモーションをどう進めることができるか、対策案を提案し、早紀課長を動かせますか?
学習の進め方
一般的なeラーニングとは異なり、AIとの音声対話をベースにしたインプットとアウトプットを繰り返しながら、深く学び、実践で使えるスキルを鍛えていく学習方法です。
グロービスのケースメソッドとAI技術を活用し、主観的になりがちな対人スキルを客観的に評価し、一人ひとりの改善点を即時フィードバックします。
まずは実際のビジネスで起きうる課題解決をロールプレイの場面設定として体験し、背景を踏まえたファーストロールプレイを実施。
対話の内容はMBAの学びを基に設定されたラーニングポイントをベースに即時評価され、自分の対話スキルを客観的に把握します。
その後、「なぜできないか」をMBAの理論から解説し、良いアウトプットのために必要な知識をインプット。そして同じラーニングポイントで異なる設定でのセカンドロールプレイに挑戦し、知識の定着を促します。
セカンドロールプレイでは自身の成長を体感しつつ、その後の評価でも数値やコメントから実感でき、実務で使う自信を身に着けることができます。
科目ごとにスキルチェックテストを設けており、合格すると修了証が発行される仕組みです。受講者が科目ごとのゴールに向かって「学び切る」プログラムです。

受講者の声
他部署に協力を仰ぐ際、正論だけでは動いてもらえない壁を感じていました。 演習を通じて、まず相手の組織の評価基準や目標を知り、こちらから先に有益な情報やリソースを提供する『返報性』の働きかけを行うことで、貸し借りの関係を超えた協力体制が築けることを学び、実務でも他部署との折衝がスムーズになりました。
苦手なタイプの上司にツールの導入を承認してもらう演習は、まさに現実の悩みそのものでした。 これまでは『現場が大変なんです』と感情に訴えて玉砕していましたが、上司が背負っている『コスト削減』という目標を理解した上で、リスクを低減する提案を行うことで、上司を味方につけるパートナーシップの築き方を掴めました。
学びの効果を高める科目の組み合わせ
ミドルマネジメント実践
社内政治を戦略的に活用し、部署の地位を高める
ミドルマネジメント実践では、自部署の価値を高めるための「部署の地位のマネジメント」や「根回し」の重要性を学びます。
パワーと影響力の知識を備えていれば、公式の権限に頼らずとも「返報性」や「社会的証明」などの影響力を行使し、他部署やキーパーソンを戦略的に巻き込みながら、部署のプレゼンスを向上させることができます。
上司を動かし、チームのための資源を獲得する
ミドルマネジャーは経営層と現場の板挟みになりがちです。
パワーと影響力で学ぶ「ボス・マネジメント」の手法を取り入れることで、上司の目標や評価基準を深く理解し、戦略的に働きかけることが可能になります。
結果として、上司を味方につけ、チームに必要な予算や権限をスムーズに獲得できるようになります。
部門間の対立を解消し、全体最適を実現する
組織の縦割りによる部門間の対立は、ミドルマネジャーが直面する大きな課題です。
ミドルマネジメント実践で学ぶ全体最適の視点に加え、パワーと影響力の「相互依存関係の分析」を用いることで、対立する他部署が何を求めているかを冷静に分析し、互いにメリットのある協力関係(Win-Win)を構築する交渉力が身につきます。
組織行動とリーダーシップ
組織力学を読み解き、変革への抵抗を乗り越える
組織行動とリーダーシップでは、変革に対する組織の「抵抗」や「コンフリクト(対立)」のメカニズムを学びます。
パワーと影響力を組み合わせることで、抵抗勢力に対してどのような「パワー(公式・個人・関係性)」や「影響力」を行使すれば態度変容を促せるか、具体的かつ戦略的なアプローチを設計・実行できるようになります。
多様なステークホルダーとの相互依存関係を築く
現代のビジネスは複雑化し、多様なステークホルダーとの協働が不可欠です。
組織行動とリーダーシップで学ぶ「集団力学」の知識をベースに、パワーと影響力の「人を動かす5つのステップ」を実践することで、権限の及ばない相手とも戦略的に「相互依存関係」を構築し、大きな目標を達成する推進力を生み出せます。
リーダーとしての「個人の力」を最大化する
組織行動とリーダーシップでは、サーバントリーダーシップなどの多様なリーダー像を学びます。
パワーと影響力では、役職(公式の力)以外の「専門性」や「人間的魅力」といった個人のパワーの源泉を学びます。
これらを統合することで、自分らしいリーダーシップスタイルを確立し、周囲から自然と信頼される影響力を発揮できます。
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AIとの音声ロールプレイを通じて、部下育成や影響力の技術など、実践的なマネジメントスキルを体得します。
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部下との対話を成長につなげる1on1の技術を、AIとの音声ロールプレイで習得します。