グロービスの人材育成・企業研修サービス

子会社だが親会社とは異なる、自社の事業に合わせた幹部研修を考えたい

顧客事例

社内外の関係者を動かすために必要な、「ヒト・組織を巻き込み動かす力」を強化した

これまでグループの親会社が主催する研修に同社の社員を参加させていたが、新たに就任した社長から、自社事業に合った研修も企画するよう指示があった。いくつか研修会社を探したところ、親会社も利用実績があるとのことで、グロービスにご相談をいただいた。

後日、社長に報告することを求められていたため、グロービスの「研修企画のワークシート」をもとに、会社が目指している方向性(自社の戦略)を把握し、その戦略実現のために各階層で求められる人材像(あるべき姿)を洗い出した。同時に親会社が主催する研修ではカバーできない領域を明らかにし、自社独自に行う研修のコンセプトも定めた。

検討プロセス

1.人材育成課題の特定

経営方針として各事業部で新規事業の企画・推進が掲げられていたが、社内外の関係者を巻き込みプロジェクトを推進していくための推進力が課題になっていた。

2.コンセプト設計

企業文化として長らく親会社からのトップダウンや出向者によるマネジメントが染み付いていたことにより、管理職であっても能動的に人・組織を動かすスキルやマインドが育っていなかった。加えて親会社と子会社間の固定の力関係がある中で効果的に親会社と物事を調整していく力、親会社に提言していく力の育成が必要となっていた。一方で親会社が主催する研修では論理思考力のようなベーシックなビジネススキルが中心であったため、「人・組織を巻き込み動かす力」を自社独自の育成コンセプトとすることにした。

3.プログラム選定

各部署で新規事業の企画・推進を担っている課長層、課長代理層に育成対象を絞った。課長層には社外の関係者と交渉したり、議論のファシリテーターの役割を担うことが多いため、「人・組織を動かす影響力強化プログラム(PLP)」と「ファシリテーション&ネゴシエーション(FAN)」を選定。課長代理層には、他部署の関係者への説明や巻き込み動かす役割を担うことが多いため、「人・組織を動かす影響力強化プログラム(PLP)」と「ビジネス・プレゼンテーション(BUP)」を選定した。

自らのパワーを活用し、相手の”情と理”に働きかける

「自社にとって」という視点を持ちながら、以下の流れに沿って、具体的に考えていく

影響力行使の構図
影響力行使の構図
<影響力行使の構図:「自分」のパワーは、公式の力、関係性の力、個人的な力の3種類に分類でき、さらに力の源泉に分解できます。力の源泉のうち、<相手>の”情と理”に働きかけやすそうな項目を1つもしくは複数組み合わせてアプローチし、反応を起こします。PLP説明ページより抜粋>

社長に提案の結果、自社が抱える育成課題に沿った提案になっていることを評価され、社長から承認を得ることができた。各事業部の部長からは、受講後、研修参加者が中心となり新規事業を推進している。過去と比較して推進スピードが上がっているとの声をいただいた。今後は、現場のニーズをヒアリングしながら、定期的コンセプトを見直すことになった。

ポイント

このケースで利用した
サービス

おすすめお役立ち資料

おすすめコラム

他の事例をみる

研修の企画がはじめてです。何からはじめたらよいでしょうか?

事例を詳しく見る
現在の研修を変更する必要があります。どこから見直せばいいでしょうか?

現在の研修を変更する必要があります。どこから見直せばいいでしょうか?

事例を詳しく見る
現在の研修を変更する必要があります。どこから見直せばいいでしょうか?

会社が急成長しているため、組織開発と教育体系化が急務です。

事例を詳しく見る
会社が急成長しているため、組織開発と教育体系化が急務です。

次世代リーダー育成をしたいです。どの階層・年齢層からはじめるべきでしょうか?

事例を詳しく見る
次世代リーダー育成をしたいです。どの階層・年齢層からはじめるべきでしょうか?
グロービスの中小企業向けページ
トップに戻る